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万惣商事株式会社（まんそうしょうじ、）は、東京都千代田区神田須田町に本店を置いていた小売業者。果物の販売を行い、喫茶店の万惣フルーツパーラーでも知られた。 == 沿革 == *1846年（弘化3年）、神田青果市場に近い須田町で開業。当時は水菓子と呼ばれた果物を取り扱った。古典落語「千両蜜柑」のモデルになったのもこの店である。 *1905年（明治38年）、三菱財閥の岩崎家で栽培されたマスクメロンを日本で初めて販売〔万惣の歴史 2012年3月6日閲覧〕。 *1910年には、果物業界で初めて宮内庁御用達に認定された〔まちブログ「神田・神保町・秋葉原」周辺～創業165年「万惣」のフルーツパーラー （千代田区観光協会）〕。 *1927年（昭和2年）には万惣フルーツパーラーをオープン。のちに新丸の内ビルディングにもフルーツパーラーを出店した。 *2011年、本店のビルが面する中央通りおよび靖国通りが「東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例」の指定道路となり〔東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例 〕、ビルの耐震診断を行ったところ補強工事では基準を満たすことができず〔2012年3月、万惣商事。2012年4月4日閲覧。〕、建て替える資金的な余裕もなかったため2012年3月24日をもって神田本店及び併設のフルーツパーラーを休業〔万惣 2012年3月24日をもって休業予定 （千代田区観光協会）〕（事実上の閉店）。他の店舗も銀座の松坂屋の店舗が3月4日、新丸の内ビルの店舗が4月15日〔秋葉原ニュースNet （2012年3月5日）〕を以て閉店し、全店舗の営業が終了した。 本店の閉店後、建物はしばらく放置されたのち解体。跡地には神田MSビル（仮称、2016年完成予定）を建設中であり、中にはホテルや店舗が入る予定となっている〔（仮称）神田MSビル新築工事（株式会社建設データバンク 首都圏版） 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「万惣商事」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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