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『Qシリーズ』(キューシリーズ)は、松岡圭祐による日本の推理小説のシリーズ。角川文庫レーベルから刊行されている。表紙イラストは清原紘。 Qシリーズとして、第一部『万能鑑定士Qの事件簿』(ばんのうかんていしキューのじけんぼ、''Case Files of All-Round Appraiser Q'')、第二部『万能鑑定士Qの推理劇』(ばんのうかんていしキューのすいりげき、''The Mystery Featuring of All-Round Appraiser Q'')、短篇集である『万能鑑定士Qの短編集』(ばんのうかんていしキューのたんぺんしゅう、''Story Collection of All-Round Appraiser Q'')が刊行されている。 なお姉妹編にαシリーズ『特等添乗員αの難事件』(とくとうてんじょういんアルファのなんじけん、''Puzzling Cases of Deluxe-Tour Conductor α'')が刊行されており、本項で述べる。 == 概要 == ハイペースの刊行が特徴で、第一部『万能鑑定士Qの事件簿』が2010年4月から2011年10月にかけて、角川文庫から書き下ろしで全12巻が連続刊行された。引き続いて2011年12月より第二部『万能鑑定士Qの推理劇』、2012年2月より姉妹篇シリーズ『特等添乗員αの難事件』シリーズの刊行が開始された。以後、文庫版ファンブックである『万能鑑定士Qの攻略本』、『万能鑑定士Qの短編集』を含み、隔月ペース〔『事件簿II』から『事件簿IV』は1ヶ月、『推理劇IV』から『謎解き』は3ヶ月の刊行ペースである。〕にて刊行されている。『万能鑑定士Qの推理劇』は2013年8月のⅣで完結し、2013年11月以降は『万能鑑定士Qの探偵譚』『万能鑑定士Qの謎解き』と独立したタイトルでシリーズが継続される。 2014年5月まで、4年間にQシリーズ20巻、αシリーズ5巻を隔月刊行し続けたが中断。11月から講談社文庫の『探偵の探偵』シリーズが開始されることになった〔著者公式、KADOKAWA、講談社各サイトの発表による〕。 キャッチフレーズは「面白くて知恵がつく 人の死なないミステリ」〔8巻以降より用いられている。このキャッチフレーズは『本の雑誌』(本の雑誌社)のオビミシュランで2つ星を獲得した。7巻までの綴じこみチラシの売り文句は「殺人なき新感覚ヒューマンミステリー」。〕。そのキャッチの通りシリーズを通し一件も殺人事件がなく、物語中では自然死も描かれない。 第一部『事件簿』篇の1・2巻のみ1つのエピソードの上下巻で、同3巻以降は1話完結。以後、巻数表示は便宜上アラビア数字を用いる。第一部は刊行開始1年で累計200万部を突破した。 2014年初夏、全国東宝系公開で映画化された。題名は『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』。出演は凜田莉子役に綾瀬はるか、小笠原悠斗役に松坂桃李。監督は佐藤信介。詳細は後述。 漫画化作品として、『ヤングエース』2013年2月号より『万能鑑定士Qの事件簿』、『月刊Asuka』2014年4月号より『特等添乗員αの難事件』が連載されている(両誌とも角川書店刊)。 ブックウォーカー大賞2014文芸賞受賞〔http://bookwalker.jp/ex/sp/2014_award/index.html〕、ブックリスタ年間ランキング2014小説部門1位〔http://www.atpress.ne.jp/view/54822〕。 平成27年度金沢工業大学入試において国語の長文読解に『万能鑑定士Qの事件簿I』が採用された〔一般試験前期I、2015年1月24日実施分〕。 原作小説版がタイ、韓国、台湾、中国で、コミック版がフランス、タイ、韓国、台湾で翻訳出版されている〔http://mephistoconsult.ec-net.jp/q/〕。 2016年春、講談社文庫の『探偵の探偵』シリーズとクロスオーバーした『探偵の鑑定』を刊行、発売は講談社文庫。このクロスオーバー作を以って両シリーズとも一応の完結となり、後日Q単体の最終巻刊行が予告される〔http://mephistoconsult.ec-net.jp/q/news.htm〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Qシリーズ (小説)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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