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三仏斉(さんぶつせい)とは、10世紀初めから15世紀初めまで漢文史料に登場する東南アジアの交易国家。 == 概要 == 三仏斉は、かつて室利仏逝( シュリーヴィジャヤ王国)と同一視されてきたが、同時に複数の三仏斉国が中国の王朝に朝貢したという記録があり、三仏斉注輦(チョーラ)国、三仏斉詹卑(ジャンビ)国、三仏斉宝林邦(パレンバン)などの表記がみられたりするところから、単一の国家ではなく、マラッカ海峡地域における港市国家の総称と把握されるようになった。 三仏斉は、9世紀後半以降のアラビア語史料に現れるザーバジュ(Sarboza、Serboza)〔インド史料に現れる「ジャーヴァカ」「シャーヴァカ」ではないかとされる。〕に相当するとみられる。アラブ史料によれば、ザーバジュの大王が治める国ぐにには、スマトラ島北端部のラムリ、マレー半島西岸のクダ、それにスリブザなどがあったとされており、このスリブザこそ、かつてのシュリーヴィジャヤではなかったかとみられる。したがって、シュリーヴィジャヤは10世紀以降、ザーバジュ(三仏斉)のなかの一国とみなされるようになったものと考えられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三仏斉」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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