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三式艦上戦闘機(さんしきかんじょうせんとうき)は、日本海軍の艦上戦闘機。記号はA1N。製造は中島飛行機。 == 概要 == 1926年(大正15年)、日本海軍は中島・三菱・愛知の3社に対し、一〇式艦上戦闘機の後継機の試作を指示した。三菱機は「M式艦戦」、ハインケル社(独)の設計による愛知機は「H式艦戦」、戦闘機(英)を中島仕様に改造したガムベット(Gambet)戦闘機は「G式艦戦」と呼ばれた。この競争試作を勝ち抜いて昭和4年に制式採用されたのは中島G式艦戦であり、三式艦上戦闘機(一型、A1N1)として1930年(昭和5年)から1932年(昭和7年)にかけて量産された。機体整備が平易で稼働率も良好であった。 当初正式採用された三式艦上戦闘機はプロペラが木製だったが後に金属製となり、エンジンもやや強力なジュピター7(Bristol Jupiter7)に換装された機体が、三式二型(A1N2)艦上戦闘機として昭和5年に採用される。第一次上海事変に参戦し、1932年(昭和7年)2月22日生田乃木次大尉の機が米国人パイロットのロバート・ショートの操縦するボーイング218戦闘機を撃墜〔公式記録上は三式艦戦3機と一三艦攻3機による共同撃墜。神立尚紀『零戦最後の証言II』光文社、2000年、ISBN 978-4769809654、pp.16-22。〕、日本航空隊初の撃墜戦果をあげた。 1932年(昭和7年)に後継機である九〇式艦上戦闘機が就役すると、順次第一線を退いていった。生産は中島と海軍工廠で行われ約100機であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三式艦上戦闘機」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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