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三政の紊乱(さんせいのびんらん)は、李氏朝鮮時代に国家財政の3大要素である田政、軍政、還政(政府保有米穀の貸与制度)が紊乱したことを言う。 == 田政の紊乱 == 田政の紊乱は、文禄・慶長の役の惨禍でもっとひどくなった。戦乱で多くの土地が荒廃したところに、宮房田や屯田など免税地と、両班や土豪が操作した隠結(台帳に載らない土地)の増加は、国庫収入を激減させ、結果的に無力な農民の負担だけを過重にさせた。農民は土地1結(결)〔結(결)は面積の単位である。時代や田の等級によって違いがあったが、1結の広さは0.7〜4ヘクタール程度である。どの等級の田でも1結に課される租税量は同じだったが、等級が低いほど1結の広さが広くなっていた。〕に田税4斗を出し、それに加え三手米2斗2升、大同米12斗、結作2斗を出さなければならず、その上さらに様々な名目の付加税と手数料を納めなければならなかった。それだけではなく、官吏たちは荒廃して使う事ができない土地にも税金を賦課し、はなはだしくは白紙徴税だと言って空地に税金を賦課する事もあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三政の紊乱」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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