|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 三 : [み] 1. (num) three ・ 江 : [こう, え, ごう] 【名詞】 1. inlet 2. bay
三江線(さんこうせん)は、島根県江津市の江津駅から広島県三次市の三次駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)。2015年に全通40周年を記念して三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会による公募で決定した「江の川鉄道」の愛称がある。 == 概要 == 江津駅 - 三次駅間を江の川に沿って結ぶ陰陽連絡路線として、1930年代から長い期間をかけて建設されたが、全通はきわめて遅い1975年ですでに地域間流動は道路利用に移行していた〔小関秀彦監修「乗って残したい・・・赤字ローカル線は今?」(inforest mook)2011年1月15日発行、p.84~p.85。ISBN 978-4-86190-645-9 〕。 三江線は浜原ダムを回避する沢谷駅付近をのぞくと、北方が頂点となる「へ」の字状に流れる江の川に沿って狭い平地を縫うように建設された。そのため、大きく迂回するルート(全線108kmだが、直線距離なら60km足らずである)となり、両都市間の短絡路としては機能していない。また拠点都市間ルートとしても、島根県東部の主要都市である出雲市・松江方面、西部の主要都市である浜田方面と、広島県との連絡にはいずれも迂回路となってしまい、陰陽連絡路線としての機能を果たせるものではなかった。このため、全通したものの既にモータリゼーションの時代に入っていたため優等列車の定期運転が行われたこともなく、全通前・全通後を通して、利用はもっぱら通学利用を中心とした地域住民のローカルな移動需要のみで推移してきた。 2008年度の1日平均利用客は前年比12%減の全区間合計で約370人(JR西日本米子支社による)に過ぎなかった。2008年度の数字では、三江線の輸送密度(平均通過数量)は83人/日であり、JRの全路線中、東日本旅客鉄道(JR東日本)の岩泉線(49人/日)の次に少ない〔梅原淳「国内鉄道全路線の収支実態」『鉄道完全解明2011』(週刊東洋経済臨時増刊、2011年7月8日)〕値である。岩泉線が廃止となった2014年4月以後、2012年度の輸送密度を基にすると、三江線はJRの運行中の路線で最下位となっている。 同じ県内の木次線の出雲横田駅 - 備後落合駅間と並んで超閑散路線であるため、たびたび廃線話が上がるが、沿線の代替道路整備が進展していないことや、沿線の反対もあり、現状維持の状態である。2010年4月には、JR西日本の社長が会見において、赤字ローカル線のバス転換を打ち出すという発言をすることもあった(どの路線とは言及していない)が、ついに2015年10月16日に廃止に向けての検討を開始したことを広島・島根両県に伝えたことが報じられた〔JR西:三江線、廃止も検討…人口減、利用低迷で - 毎日新聞、2015年10月16日〕〔三江線を廃止方針 JR西日本、利用低迷で17年度にも - 中国新聞、2015年10月16日〕〔JR西が三江線の全線廃止検討へ 利用者減少 - 中日新聞、2015年10月16日〕。中国新聞によれば「2017年度の廃止を想定しているとみられる」としている〔。 詳しくは後述するが、三江線は民営化後も度々自然災害による不通に見舞われているものの、その都度全線が復旧している。 三次駅をのぞき米子支社浜田鉄道部の管轄である。三次駅は同広島支社三次鉄道部の管轄であり、下り場内信号機が米子支社との境界となっている。 2016年2月4日、米子支社によってラインカラー、路線記号の導入が発表され、同月中より順次導入される。ラインカラーは「江の川の色」をイメージする水色、記号は F 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三江線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|