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三浦浩 : ミニ英和和英辞書
三浦浩[みうら ひろし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [み]
  1. (num) three 
: [うら]
 【名詞】 1. inlet 

三浦浩 : ウィキペディア日本語版
三浦浩[みうら ひろし]
三浦 浩(みうら ひろし、1930年10月19日 - 1998年3月24日)は、日本の作家〔朝日新聞データベース 聞蔵Ⅱにて検索 1998年3月25日朝刊 35ページ〕。東京生まれ〔『司馬遼太郎とそのヒーロー』(大村書店刊、1998年8月14日発行)204ページ〕〔島根県三隅町(現浜田市)出身という説もある。〕。
父はコーヒー店主の三浦義武。1949年に京都大学文学部英文科に入学。同学在学中には高橋和巳小松左京北川荘平らと京大作家集団に在籍。この時期の活動については、のちに『記憶の中の青春 -小説・京大作家集団-』として小説化を行っている。1953年に同学を卒業し産経新聞に入社、文化部に所属した。当時の文化部長は司馬遼太郎であった〔『薔薇の眠り』三一書房刊 285ページ あとがき・小さなハードボイルド論 小松左京記す〕。在職中に休職しノースウェスタン大学に一年間留学、オックスフォード大学にも二年間の留学経験がある〔。その後、文化面編集部長、論説委員などを歴任した。
産経新聞在職中より文筆活動を始め、1977年7月に上梓した『優しい滞在』が自身二度目となる第78回直木賞候補作となった。この作品は日本推理作家協会賞候補にもノミネートされている。78回直木賞は受賞作なしと決まったが、選考委員の柴田錬三郎は三浦の作品を強く推したと言われる〔『直木賞物語』 川口則弘バジリコ社刊 264-265ページ〕。直木賞にはこの後もつごう四作を送り込んでいる。
1985年に産経新聞を定年退職し、執筆活動に専念した。司馬遼太郎との親交が厚かった三浦は、1996年2月に司馬が死去すると鎮魂歌ともいうべき『菜の花の賦 -小説・青春の司馬さん-』『レクイエム 司馬遼太郎』(三浦編)を発表している。
三浦は喘息の持病があったが、1997年春頃から大病を患い壮絶な闘病生活を送った。病床で妻に口述筆記してもらった『司馬遼太郎とそのヒーロー』が絶筆となり〔『司馬遼太郎とそのヒーロー』大村書店刊 192ページ 「あとがき」にかえて 司馬遼太郎夫人記す〕、1998年3月24日に満67歳で没した〔。
「国際的なスケールを持つサスペンス作家」として評価されている〔新潮文庫「ミステリー日本地図」154ページ 新潮社刊 1989年1月25日発行〕。
== 著書リスト ==
著書リストを掲げる〔『司馬遼太郎とそのヒーロー』(大村書店刊、1998年8月14日発行)204-206ページを参考とした。〕。★は直木賞候補作品である。
* 『薔薇の眠り』 三一書房刊 1969年2月28日
* ★『さらば静かなる時』 河出書房新社刊 1976年7月15日
* ★『優しい滞在』 光文社刊 1977年11月25日
* 『遠い祖国』 光文社刊 1978年11月30日
* 『優しい街たち』 河出書房新社刊 1979年9月28日
* 『京都大学殺人事件』 光文社刊 1982年9月30日
* 『ウォッカは死の匂い』 集英社刊 1986年5月25日
* ★『津和野物語』 文藝春秋社刊 1987年4月25日
* ★『海外特派員 -消されたスクープ-』集英社刊 1987年8月25日
* 『復活なきパレード』 勁文社刊 1987年9月10日
* 『フリスコからの贈り物』 勁文社刊 1988年2月10日
* 『透明な情事』 講談社刊 1988年2月15日
* 『ブルータスは死なず』 新潮社刊 1988年12月15日
* 『珈琲ブレイク』 光文社刊 1990年4月25日
* 『密約 -ベルリンコネクション-』 集英社刊 1990年5月25日
* 『俺は探偵だ』 廣済堂出版刊 1992年3月15日
* 『記憶の中の青春 -小説・京大作家集団-』 朝日新聞刊 1993年11月1日
* 『特効薬漂流す』 新潮社刊 1994年8月20日
* 『菜の花の賦 -小説・青春の司馬さん-』 勁文社刊 1996年9月28日
* 『レクイエム 司馬遼太郎』(三浦編)講談社刊 1996年11月15日
* 『司馬遼太郎とそのヒーロー』 大村書店刊 1998年8月14日

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三浦浩」の詳細全文を読む




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