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三源一覧(さんげんいちらん)とは、源氏物語の注釈書。 == 概要 == 1496年(明応5年)11月成立。10巻10冊。「花鳥余情」・「河海抄」・「紫明抄」の三書を合わせこの一書で済むようにしたものである。諸注集成の性格を持った注釈書であり、諸注集成の性格を持った注釈書としては最も早い時期に成立したものである。室町・戦国時代の公卿・歌人である富小路俊通(-1513年(永正10年)3月5日)の著とされているが、本書の序文を書いている三条西実隆の大きな影響の元に成立した書物であり、三条西実隆を実質的な著者と見ることもできる〔宮川葉子「三条西実隆と三源一覧 実隆公記の二つの条をめぐる考察」『解釈』第40巻第8号、1994年(平成6年)8月。のち「第二部第一章第七節 三条西実隆と三源一覧 実隆公記の二つの条をめぐる考察」『三条西実隆と古典学』風間書房、1995年(平成7年)12月、pp. 518-527。 ISBN 4-7599-0955-9 〕。 本書は「三賢一覧(さんけんいちらん)」と呼ばれることもあるが、この「三賢」とは、「花鳥余情」・「河海抄」・「紫明抄」の三書それぞれの著者である一条兼良、四辻善成、素寂の三人を中国古来の三賢人のになぞらえたことによるものである。 本書は余り普及しなかったらしく、伝本は少なく後世の注釈書における言及も少ないが、慶福院花屋玉栄がその著書『花屋抄』や『玉栄集』において本書を高く評価していたり、林羅山と源義弁引抄の著者一華堂切臨の師一華堂乗阿との間に起こった論争(いわゆる「源氏問答」)において本書の説が引かれているといった例が見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三源一覧」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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