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乗工社(じょうこうしゃ 英名:JOE WORKS)はかつて存在した日本の鉄道模型メーカーである。モデルスイモンがそのブランドを継承した。 鉄道模型趣味誌上で活動していたアマチュア模型グループの「けむりプロ〔慶応義塾大学鉄道研究会OBで構成『鉄道讃歌』交友社、1971年〕」や「87.PRECINCT(87分署)〔「ダックスストーリー」『鉄道模型趣味』1973年1月より1年間連載、「鉄道模型入門 初心者のための軽便モデル教室」『子供の科学』1976年1月より1年間連載、『模型鉄道レイアウトの製作』機芸出版社、1978年〕」の主力メンバーであった倉持尚弘〔TMS増刊のPLAY MODEL(プレイモデル)の編集に携わった。2004年に亡くなる。〕は勤めていた広告会社を退職し〔、珊瑚模型店から発売されたナローゲージ蒸気機関車の模型「ダックス」などを基礎として、1974年(昭和49)年に創業した。当初はHOナローゲージ(HOe)の製品を主体とし、「パワーユニット(PU)」なるプラスティック製フレーム+キャラメルモーターの動力装置をSL、DL等に積極的に採用して多車種を販売、Nゲージのボディーキットやミニランドと称するフリーランスの米国型ナローゲージを手掛けた〔「編集者の手帖」『鉄道模型趣味』No.730〕。そしてつつじヶ丘駅近くにショールームを設けていた。また技術力は高さにより、フェロースイスグループの一員として高級ブラスモデルの生産を引き受けていた。このため一時期日本型製品の生産を中断していた〔1990年日本型モデルの生産復活の広告を掲載『鉄道模型趣味』No.533、81頁〕。 日本型ファインスケールであるHOj(1/87・12mm)の国鉄2120形蒸気機関車を1983年に発売したのを皮切りに1993年には国鉄D51形蒸気機関車を発売した〔『レイルマガジン』No.117、116頁〕。完成品ではシンガーフィニッシュと呼称したウェザリングを施したバリエーションを通常の完成品より高値で販売していた。 16番ゲージ(1/80,16.5mm)の製品では乗工社の別ブランドである三田模型名義で発売していた。 1999年には、創業25周年記念として、それまで完成品がなかったC56形蒸気機関車をNゲージ完成品として発売したが〔当初はキット販売。直販のみで店頭には並ばなかった〕、2000年に破産し、廃業となった。その後、モデルスイモンが一部の予定品の発売を引き継いでいる。近年では乗工社のブランドでも製品を発売している。 ==特記事項== *加藤製作所製の小型DL(大井川鐵道のDB1等)製品や酒井製作所製の小型DLでは、台枠に「KATO WORKS」ないし「SAKAI WORKS」と刻まれるべき部分を「JOE WORKS」としている。 *同様に初期製品のKOPPELも、銘板に「JOE WORKS」と刻まれている。 *『ナローゲージモデル&ジオラマ』企画室NEKO、1980年発行 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「乗工社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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