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三省堂印刷(さんせいどういんさつ)は、三省堂の印刷部門を引き継いだ印刷所。 == 概要 == 三省堂の印刷所を引き継ぎ、辞書の製造を中心として事業を展開。実際、当初から、辞書の組版、印刷、製本の一貫生産をおこなう。近年は並製本の製本もおこなうようになったため、一部の一般書も一貫生産が可能となっている。印刷・製本業界は分業体制が確立されており、このような一貫生産は珍しい。 また、社外からの受注もおこなっており、日本聖書協会の発行する聖書の印刷のほとんどと製本の一部を受注している。そのほか、学習参考書や、秋田書店のマンガ雑誌、大学や自治体からの受注もある。また、三省堂書店の子会社である創英社(直接の資本関係はない)からの受注もある。 近年のオフセット輪転機は高性能になり、技術者の運用次第で辞書や聖書で用いられる薄いインディア紙にも印刷できるため、ほとんど万能といえるのだが、製本設備はそうもいかないため、それぞれ別の設備が必要となる。だが、本来、得意としている上製本で作られる書籍は限られており、社外からのそれの受注は聖書と一部の他社辞書などに限られている。逆にいえば、辞書や聖書のような上製本が製本できる製本所はそう多くない。 なお、大辞林の物理的な厚みは、製本設備の上限に達しているため、単純にページ数を増やすことはできない。そのため、二版の机上版から二分冊とせざるを得なくなっている。上製本の製本設備は限られていることから、広辞苑も同じジレンマに陥っており、大辞林の後を追うように六版の机上版を二分冊とした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三省堂印刷」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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