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三硫化二ヒ素(Arsenic trisulfide)は、As2S3という化学式で表される無機化合物である。雄黄として知られる明るい黄色の固体で、色素として用いられ、またヒ素化合物の分析に用いられる。カルコゲン化物であり、P型半導体としての性質を持ち、光に誘導されて相変化する性質を持つ。その他のヒ素の硫化物には、橙赤色でやはり鉱物に含まれる鶏冠石As4S4がある。 ==構造== 三硫化二ヒ素は、結晶とアモルファスのどちらの形態も取り、このどちらもヒ素中心が硫黄中心と結合する三角錐形の構造である。硫黄中心は、2つのヒ素原子と二重配位する。結晶では、しわのよったシート構造となる〔Wells, A.F. (1984). Structural Inorganic Chemistry, Oxford: Clarendon Press. ISBN 0-19-855370-6.〕。シート間の結合は、ファンデルワールス力である。結晶構造のものは、地質試料の中で見られる。アモルファスは、層構造は持たないが、交差結合がより多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三硫化二ヒ素」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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