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三菱・380 : ミニ英和和英辞書
三菱・380[みつびし すりーえいてぃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [み]
  1. (num) three 
三菱 : [みつびし]
 (n) Mitsubishi (company)

三菱・380 : ウィキペディア日本語版
三菱・380[みつびし すりーえいてぃ]

三菱・380みつびし スリーエイティ)は、ミツビシ・モーターズ・オーストラリア社(Mitsubishi Motors Australia:MMAL)で2005年から2008年にかけて製造されていた中型乗用車(mid-size car)である。この車は1985年に導入されたマグナ/ヴェラーダ シリーズの後継車であり、ほぼ米国で設計された9代目のギャランを基にAU$600万を費やして開発と生産が行われた。380はMMALのオーストラリア市場向けに生産される前輪駆動セダンを踏襲し、トヨタ・オーリオンと共に後輪駆動車のフォード・ファルコンホールデン・コモドアに競合した。
この車が発表される前でさえ既に380はMMALにとり「伸るか反るか」の博打であると噂されていた。販売が低調なまま推移すると、2006年4月28日にモデル構成が見直されシリーズIIとなりベース・モデルは約20%もの価格引き下げを実施された。購買意欲を喚起するために2007年7月29日に主に外装に手を入れたシリーズIIIが導入された。これらの変更をしても販売を改善することはできず、MMALは生産で利益を上げることができないまま380は2008年3月に生産中止となった。
== 開発の歴史 ==
「DB」シリーズの三菱・380の開発は、日本三菱自動車工業経営幹部がMMALに2種類の近似モデルに関する作業開始を承認した2002年に始まった。最初のモデルはコードネーム「PS41」と命名された9代目ギャランの右ハンドル仕様であり、マグナとヴェラーダの代替となる予定であった。2番目のモデルは2007年に発売予定の社内で「PS41L」として知られたロング・ホイールベース版で、左右両ハンドル仕様が作られる予定であった〔Carey, McCarthy (2005), p. 9〕。しかし三菱自動車工業の財務状況が更に悪化するとダイムラー・クライスラー社は三菱自動車工業との提携から手を引き、「PS41L」の開発は2004年に破棄され、「PS41」が量産に入るかどうかも疑問視されるようになった。2004年半ばに実施された会社の調査では84%のオーストラリア人(だいたい5人中4人)が三菱自動車のオーストラリアでの生産中止を信じ込んでいることが分かった。ブランドに対する信頼回復のために380の発売前の2004年12月に一連のテレビCMが放映された〔Carey, McCarthy (2005), p. 10〕。後のMMALのCEOトム・フィリップス(Tom Phillips)を中心に宣伝は業界初の5年/13万km 保証の導入を喧伝した。三菱は元クライスラー社の会長リー・アイアコッカのスローガンをもじってCMの最後を「高品質で素質の良い車をお探しなら、これをどうぞ」("if you can find a better-built, better-backed car anywhere, then buy it.")で締めくくった。
380の開発には車両製造のためのアデレードの生産施設へのAU$250万の投資を含む合計AU$600万が投じられた。これには、それまでの別個のパネルから整形されていたボディ側面を一体パネルから製造するための新しいプレス機器の導入費が含まれていた。これにより2005年時点での業界標準の1.0から1.5 mm(0.04 - 0.06 in)厚に比べ0.7 mm(0.03 in)厚の鋼板を使用しての生産が可能になった〔Carey, McCarthy (2005), p. 36〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「三菱・380」の詳細全文を読む




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