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三菱・8A8型エンジンは、1999年から2008年まで、三菱自動車工業によって製造されたV型8気筒エンジンである。 現在までに生産に至った唯一のエンジンが4500ccの8A80であり、アルミ合金製のシリンダーブロック〔http://media.mitsubishi-motors.com/pressrelease/e/products/detail522.html〕とDOHCヘッドにGDIを組み合わせた、三菱自動車史上最大の大排気量エンジンであった。三菱のフラッグシップカーのエンジンとして、事実上三菱・プラウディアと三菱・ディグニティの為だけに製造されたエンジンでもあった。しかしトヨタ・センチュリー、日産・プレジデントの国産フラッグシップカー両巨頭の壁は厚く、FFレイアウトに拘ったプラウディアとディグニティの売り上げは当初から低迷。2001年には三菱リコール隠し問題による三菱自工全体の業績悪化が直撃し、デビューから僅か2年余りで生産終了となってしまった。〔"Streamlining of production capacity and model portfolio" , Mitsubishi Motors press release, March 28 2001〕 三菱自工の自製車両に搭載されるエンジンとしては極めて短命に終わったエンジンであったが、プラウディア・ディグニティの開発に共同参加し、8A8型エンジンのアルミニウムブロックやブロック側の内部パーツ製造を担当していた韓国の現代自動車〔"Mitsubishi Motors Supplies Hyundai Motor Co. with GDI Technology for New V8 GDI Engine" , Mitsubishi Motors press release, April 28 1999〕〔"Mitsubishi's new flagships" , Jack Yamaguchi, ''Automotive Engineering International Online'', March 2000〕は、ディグニティと車台を共有する初代ヒュンダイ・エクウスのエンジンとして8A80を2008年まで採用し続けた。〔"Inside Line: Future Vehicles Preview" , edmunds.com〕 なお、2008年に登場した二代目ヒュンダイ・エクウスでは駆動方式がFRとなり、エンジンも自社で新開発したTau V8エンジンに換装された。これにより、名実共に8A8型はその役目を終える事となった。 == 8A80 (1999–2008) == * ''排気量'' — 4498 cc * ''ボア'' — 86 mm〔 * ''ストローク'' — 96.8 mm * ''圧縮比'' — 10.7:1 * ''最大出力'' — 206 kW (280 PS) at 5000 rpm * ''最大トルク'' — 412 N・m (304 ft・lbf) at 4000 rpm 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三菱・8A8型エンジン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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