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三菱・みずしま(みつびしみずしま)は新三菱重工業水島製作所が太平洋戦争終戦後初めて製造したオート三輪型ピックアップトラックのシリーズ名であり、戦後間もない1946年から製造された。〔"1941–1950 Reconstruction, Recovery and Hope" , Mitsubishi Motors South Africa website〕 〔日本の自動車技術240選による みずしま3輪 TM3A型の紹介 〕 この項目では「みずしま号」とその後身で1962年まで製造された「三菱号」のほか、1959年から派生型の軽オート三輪として製造された三菱・レオについても併せて記述する。 == 概要 == 機械的にはそれまでの軍用トラックの製造技術を生かし、先行オート三輪メーカーの製品も参考にした、頑丈ながらも極めて簡素な構造のトラックであるが、第二次世界大戦敗戦後の旧財閥系企業が平和産業への転換を図って生み出された工業製品の代表例であり、官公庁や大企業向けの製品に重点を置いてきた三菱重工系企業が、民間向けの小型車両を自社開発・製造した先駆例として、三菱の自動車開発におけるマイルストーンとなった車両でもある。 運転台には運転手を保護するための折りたたみ式のキャンバストップとフロントガラスを当初から備えており、エンジンは744cc単気筒で最大積載量は400kgを公称〔当時の日本におけるトラックユーザーには公称積載量はあまり意味のある数値でなく、実際にはこれに2倍3倍する過積載が日常的にまかり通っていた。そのような過酷な取り扱いにも耐えられなければ市場競争力は得られないため、トラック開発にあたっては、何れのメーカーも過積載されることを当然の前提として設計を行っていた。〕、実用的には先行する老舗オート三輪メーカーの製品と比較しても十分な性能を備えていた。〔Mizushima , Mitsubishi Motors South Africa website〕みずしま3輪トラックは、新三菱が同時期に開発した三菱・シルバーピジョンスクーターと共に、日本の戦後の自家用車・自家用トラック普及の一翼を担った。〔"Rebuilding the Nation" , Mitsubishi Motors History, Mitsubishi Motors South Africa website〕 三菱・みずしまの後のモデルは、より大きな最大積載量とより広く快適な運転台の実現を目指して様々な改良が行われた。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三菱・みずしま」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mitsubishi Mizushima 」があります。 スポンサード リンク
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