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三菱重工業MD形台車(みつびしじゅうこうぎょうMDがただいしゃ)は三菱重工業〔戦後の財閥解体に伴う企業分割で1950年に中日本重工業へ分割後、1952年に新三菱重工業へ改称。〕が開発・製作した鉄道車両用台車の総称である。 本項では1948年に試作されたMD1から1955年に製造されたMD201までを取り扱う。 == 概要 == 川崎車輌OK形台車などと同様、1946年に鉄道技術研究所や台車メーカー各社が参加して設立された、高速台車振動研究会の研究成果を受けて各社が開発した新型台車シリーズの一つで、名称のMDは三菱台車(Mitsubishi Daisya)に由来する〔『鉄道史料』第46号 p.50〕。 その設計と開発には、敗戦まで三菱重工業名古屋航空機製作所において堀越二郎技師の下でA5M 九六式艦上戦闘機、A6M 零式艦上戦闘機、J2M 雷電、A7M 烈風といった帝国海軍航空隊の主力戦闘機の強度計算を担当した曾根嘉年技師(1910 - 2003)や、ロケット戦闘機であるJ8M 秋水の設計に携わった疋田徹郎技師といった、第二次世界大戦後のGHQによる航空機技術研究開発の禁止で他分野への転向を余儀なくされた航空技術者たちが参加しており、従来の鉄道車両用台車の常識に囚われない、先鋭的な設計が試みられている。 三菱重工業→中日本重工業→新三菱重工業が製作した、型番にMDを冠する台車は以下の通り。 *MD1 :1948年に製作され、同年9月より約1年間にわたって国鉄サハ78199にて試用された。 *MD2 :1948年に製作され、近鉄大阪線でモ2200形モ2203に装着して試用。後に改造され、MD8となった。 *MD3 :国鉄クハ86007・サハ87010・サハ87012にて試用。国鉄形式TR38。 *MD4 :1950年製作。国鉄マイネ40 16にて試用。 *MD5 :小田急サハ1951に装着。後、サハ1751を経てイヘ911へ転用。 *MD6 :京都市交通局800形806 - 815・821 - 825・856 - 860・876 - 880に装着。合計25両分が製作され、MD形として最多量産形式となった。 *MD7 :京阪1700系の第1次車である1700型1701 - 1703および1750型1751 - 1753に装着。 *MD101 :1955年に1両分が製作され、「平行カルダン駆動装置」〔時期と状況から、当時三菱電機が開発を進めていたWNドライブであったと見られる。〕とセットで、小田急デハ2200形デハ2207・デハ2211において1960年代後半まで不定期に試用。 *MD201 :京都市交通局800形の最終増備車である881 - 890(1955年製)に装着。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三菱重工業MD形台車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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