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三間飛車(さんけんびしゃ・さんげんびしゃ)は将棋の戦法の一つ。振り飛車戦法に分類される。 == 概要 == 先手ならば飛車を7筋、後手ならば飛車を3筋に振る。名前の由来は、飛車を振った場所が左から3列目であることである。 角道を止めてから飛車を振る形の三間飛車(7七角・7八飛型)は居飛車穴熊の攻略が困難で相手に穴熊にされると勝率が低く、敬遠されるようになっていった〔藤井猛は「いまの居飛車党は三間飛車に対しては穴熊さえ知ってれば対応できる」と発言したことがあるという(勝又『最新戦法の話』232頁)〕。また、急戦に対しては三間飛車は四間飛車より一手の差が大きいため、先手番・後手番で戦い方が全く異なる〔『現代に生きる大山振り飛車』57-66頁。大山康晴は後手番で三間飛車を用いることはほとんどなかったという(『現代に生きる大山振り飛車』56頁)。〕。プロ棋士には四間飛車の補助的戦法として指されることが多いが三間飛車を得意とする棋士もおり、中田功や小倉久史はそのような棋士の一人である。中田が考案した中田功XPは穴熊崩しの新戦法として注目されている。 角道を止めないうちに7五歩と突く攻撃的な石田流という指し方もある。角交換をしない持久戦型と角交換も辞さない早石田に大別される。早石田はハメ手の要素が多かったが、升田幸三実力制第4代名人が升田式石田流を発案したことで、プロ間でも見直され本格的な戦法として発展していった〔勝又『最新戦法の話』208頁〕。『振り飛車には角交換』の常識が見直されたこともあって、三間飛車における居飛車穴熊対策の主流の指し方の一つになっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「三間飛車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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