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菱紋(ひしもん)は、日本の家紋の一種である。主に菱形を単数または複数組み合わせて用いる。花菱紋も菱紋に加えることがあるが、ここでは区別して主に菱紋について記した。 == 概要 == 菱紋は、一年草の水草であるヒシ科のヒシの実またはヒシの葉を図案化したものといわれる一方で、単純な図形のために発生のプロセスについては明確ではないとされている〔高澤等著『家紋の事典』東京堂出版 2008年〕。菱文様は紀元前より見られ、日本では縄文時代前期の土器に描かれている〔早坂優子著 視覚デザイン研究所編『日本・中国の文様事典』視覚デザイン研究所 2000年〕。家紋となった経緯については、菱形が連続した織文様から取り出されたものとされる〔加藤秀幸・楡井範正執筆「索引で自由に探せる 家紋大図鑑」新人物往来社編『別冊歴史読本(第24巻28号)』新人物往来社 1999年〕。 菱紋が現れたのは、1370年(南朝:建徳元年、北朝:応安3年)頃と見られている。その1370年(南朝:建徳元年、北朝:応安3年)頃に成立されたとされる『太平記』に大内修理亮が直垂に「大菱」を入れたという記述がある。1392年(明徳3年)の『相国寺塔供養記』には武田信任の直垂に「違い菱」がつけられていたことが記されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「菱紋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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