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上坂 冬子(かみさか ふゆこ、1930年6月10日 - 2009年4月14日)は、日本のノンフィクション作家。本名、丹羽 ヨシコ(にわ - )。 == 略歴 == 東京府生まれ。父は特別高等警察に勤めていた。弟は、元河合塾教育本部長の丹羽健夫である。 永田町小学校(現麹町小学校)を経て〔『私の人生私の昭和史』上坂冬子 集英社 2004 p14〕、愛知県立豊田東高等学校卒業。1949年にトヨタ自動車工業(現:トヨタ自動車)入社〔。在職中の1959年、『職場の群像』で第1回中央公論社思想の科学新人賞を受賞した〔ことを機に文筆活動を開始。以後ノンフィクション作家として執筆活動に専念する。 初期には婦人問題に関する評論を、その後昭和史・戦後史にまつわるノンフィクションを多く手掛けた。1993年には第41回菊池寛賞〔、第9回正論大賞〔を受賞。1997年、『原発を見に行こう』で第17回エネルギーフォーラム賞普及啓発賞を受賞した。 保守系論壇誌において靖国神社問題に関する発言を活発に行なった。左派的とされる思想の科学研究会会員でありつつ保守的な論陣を張ることが多く、上坂を見出した同研究会のリーダー鶴見俊輔とは対極の立場でもあったが、鶴見は上坂を高く評価しており、死去と前後して鶴見との対談本『対論・異色昭和史』が出版されている。 若い頃の失恋体験から生涯独身を通し、倹約してアパートを建て、やがて4階建てのマンションを建ててテナントを入れ、自らは最上階を専有し、経済的な心配がなくなってから心置きなく執筆活動に打ち込んだ〔佐藤愛子「上坂冬子さんの完結」(『婦人公論』2009年5月22日号)〕。 2003年に『「北方領土」上陸記』を出版し、翌2004年には本籍地を国後島へ移した〔。 2009年4月14日9時50分、肝不全のため死去。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上坂冬子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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