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上杉 勝煕（うえすぎ かつひろ、宝暦10年2月24日（1760年4月9日） - 文化4年2月24日（1807年4月1日））は、出羽国米沢藩の8代藩主上杉重定の長男。母は重定の側室、小川氏（於勢の方）。通称は相模。後に畠山氏を称するが、『寛政重修諸家譜』や武鑑などでは全く触れられていないことからも分かるように、米沢藩以外では公表されていないため、藩外ではあまり知られていない〔畠山氏を称したという史実は、横山昭男の「上杉鷹山」の4ページに『勝煕（のちに畠山氏を名乗る）』との記述があることより確認できる。治憲との関わりが薄いこともあり、同書でも上記以外の説明はない。〕また、勝煕の家系は「彌五郎様家」と呼ばれており、これは上杉謙信の養子となった能登畠山氏の畠山義春およびその子畠山景広の通称「彌五郎」と共通であることから、この名跡を継いだと考えることができる。 9代藩主治憲の養弟で、10代藩主治広や米沢新田藩第3代藩主上杉勝定の同母兄。子女は4男2女で、米沢藩11代藩主斉定、米沢新田藩4代藩主勝義の実父である。側室は高田氏。 == 経歴 == 上杉重定の長男として米沢にて誕生するが、既に内約がすすみ、庶子であったので、誕生したその年に10歳年上の治憲が上杉氏の養子になった。このため、治憲の養弟と『寛政重修諸家譜』では扱われている。 勝煕は文化4年（1807年）まで生存していたが、天明2年（1782年）に治憲は勝煕ではなく、勝煕の同母弟である勝意（後の治広）〔『寛政重修諸家譜』参照〕を養子とし、勝煕が米沢藩主になることはなかった。しかし、治憲の実子である顕孝と寛之助、治広の子の久千代が早世してともに男系が絶えたのと対照的に、勝煕の子である斉定や勝義が米沢藩主や支藩の米沢新田藩主を継ぎ、以後この両家は廃藩置県の後に至るまで勝煕の血筋で続くこととなる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア（Wikipedia）』 ■ウィキペディアで「上杉勝熙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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