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上杉武夫(Takeo Uesugi、1940年 - 2016年1月26日〔上杉武夫さん75歳=造園家、米大学名誉教授 毎日新聞 2016年1月29日〕) は、アメリカ在住の日本人造園家。ランドスケープアーキテクトおよびランドスケープ指導者。カリフォルニア州立ポリテクニック大学(Cal Poly)ポモナ校名誉教授。天理教教徒で、同教団パシフィック・バレー教会長。カリフォルニア州ウェストコビナ在住。日本政府から米国での日本庭園の普及・発展への貢献から、2010年春の叙勲で瑞宝中綬章を受章(同時に、旭日小綬章はザ・ベンチャーズが受章している)。日本庭園を基調とした理論、設計、施工技術の発展に尽くした功績により、数々の受賞を重ねている。 南カリフォルニアで公共や民間のプロジェクトを多く担当している。今日に至るまで、日本庭園を世界を代表する日本庭園、日本を代表する文化として日本庭園庭園を海外に発信したいとの信念で、日本庭園についての研究さらに作庭の実践にも携わってきた。庭園は生活の一部という基本的考えの下で日本庭園が持つ特有の味わいを基本として、米国の気候・風土、米国人のライフスタイル・スケールに溶け込むような庭園を追求。デザイン分野において特に高い評価を得ており、また一方で日本庭園の美しさを後代に継承していくため、後進の指導・育成にも尽力。 == 略歴 == 大阪市生まれ。生家は代々造園業を営む。1962年、大阪府立大学旧農学部卒業、久保貞に師事。その後京都大学大学院農学研究科に進学。同大学院在学中、大阪府立大学久保研究室の助手に招聘される。 造園家の日米交流に取り組んでいた同教授のもとでガレット・エクボら権威ある米国人ランドスケープアーキテクトとの交流を深め、ほどなくして、カリフォルニア大学バークレー校に留学、同校でMLAを取得後帰国し、1970年開催の日本万国博覧会における日本館の庭園設計に参加。京都大学農学部助手を経て、1970年、カリフォルニア州立ポリテクニック大学ポモナ校の環境デザイン学部ランドスケープ学科に助教授として招かれ、再び渡米。1982年、同校教授就任。 1981年に京都大学から博士号を授与。また同年、当時の大統領ロナルド・レーガン夫人からジェームズ・アーバイン・ガーデンのデザインの功績により、全米ランドスケープ技術賞を授与。 1990年に教鞭を執っていた環境デザイン学部ランドスケープ学科で日本庭園に焦点を当てた米国唯一の講座設置に尽力し、講座開設後はこれを主宰してきた。同講座は開設後すでに約1000名の卒業生を輩出。現在、全米各地で門下の造園家が活躍をしている。 1991年に、カリフォルニア州ウェストコヴィナに建築設計エンジニアリングサービスおよび建築サービスを行うデザイン事務所で建築事務所の下に分類される民間企業TUA(Takeo Uesugi & Assoc Inc FASLAメンバー。http://www.tuainc.com/) を設立し主宰。 1992年から、Cal Polyと当時の九州芸術工科大学(現九州大学芸術工学部)との学生交換プログラムの立上げに尽力し、プログラム開始後はこれを運営し、その功績に対し大学から優秀賞が贈られている。 2009年、第1回日本庭園の国際会議(International Conference on Japanese Gardens Outside Japan)で日本庭園デザイン賞を受賞 2001年、アメリカランドスケープアーキテクト協会より「フェロー」の称号を授与。 == 作品 == * ジョージとサカエ・荒谷日本庭園(Cal Polyポモナキャンパス内) * ジェームズ・アーバイン・ガーデン(日系アメリカ人文化コミュニティーセンター日米文化会館、カリフォルニア州ロサンゼルス・リトル・トーキョー):今日、この庭はロサンゼルスで有数の公共スペースの一つとしてみなされている * ハンティントン図書館・ハンチントン日本庭園(カリフォルニア州サンマリノ) * ホープ国立医療センター・ベリーフガーデン * ホテル・ニッコー(現グランドハイアットホテル)日本庭園(ジョージア州アトランタ) * バルボアパーク内トーランス文化芸術センター日本友好庭園拡張(カリフォルニア州サンディエゴ) * ワシントンセンター庭園(ワシントンDC) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上杉武夫」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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