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上杉達也 : ミニ英和和英辞書
上杉達也[うえすぎ たつや]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
: [すぎ]
 【名詞】 1. Japanese cedar 2. cryptomeria japonica 
: [たち, たっし]
  1. (n-suf) plural suffix 
: [なり]
 (n) a sum of money

上杉達也 : ウィキペディア日本語版
上杉達也[うえすぎ たつや]

上杉 達也(うえすぎ たつや)は、あだち充原作の漫画『タッチ』に登場する架空の人物であり物語の主人公である。原作の中での経歴は、明青学園中等部→明青学園高等部。上杉和也の双子の兄。アニメにおける声優は三ツ矢雄二。1968年6月16日生まれで双子座。血液型はAB型。
== 人物 ==
ものぐさでいい加減、面倒くさがりで飄々として掴み所のない性格をしている。だが、マイペースではない。〔周囲との関係を良好に保つため適当にペースを調整している。追い込まれ、余裕がなくなるほどマイペースになり周囲を置き去りにする。〕愛想はないが人から親しみを持たれるせいで常に周りに男友達がおり、人付き合いの良くない原田正平も達也を親友と認めている。

心根は優しく人と争ったり人を傷つけるのを嫌い、どんな相手でも長所や性格の良い面を素直に認める。無欲でひたむきな努力家が好き。〔弟の和也、明青野球部では佐々木、新田由佳ら。ライバルでも吉田剛、西村勇、新田明男といった顔ぶれ。〕軟弱に見えて幼馴染みの浅倉南と、和也の絡むことにかけては頑固で譲らない。良くも悪くも人の期待に応えてしまう性。本来は繊細で人の気持ちに敏感。考えすぎる性質であり、プレッシャーにも弱い。ドジで悪運の強さが取り柄。好物はちらし寿司

幼い頃から和也、南の兄として振る舞う。「南が喜ぶ顔を見ること」と「和也が褒められること」を自分のこと以上に嬉しいと感じ、長じてからは「ダメ兄貴」として2人の引き立て役に甘んじ、周りには言いたいように言わせていた。逆に2人は「(結果が伴わなくても)達也が頑張ること」が自分のことより嬉しいと感じていた。

「弟に全ていいところをとられた出がらしの兄貴」とまで言われていたが本当は潜在能力が高い本物の天才。和也、南、原田、明青学園高等部の野球部の先輩である西尾佐知子の見立てが正しかったことは後に証明される。特に和也は誰よりも達也の才能を理解しており、その才能の前にはどれだけの実績や信頼もほんの僅かな差でしかないと焦りを感じていた。

ただ、達也は和也を心から愛するが故に、和也はどれだけ努力しても永遠に追いつくことが出来ない「高み」にいると思い込もうとしていた。その心情は南、松平孝太郎ら極少数の人にしか理解できない。〔「根拠はないけど和也だったら打たれない気がする」という台詞が物語る。〕両親も表立って達也を褒めないが、達也の最大の理解者で兄弟に対する愛情に差はない。〔だらしなく親に甘える達也に対しては容赦なく甘える。両親にあまり甘えない和也に対しては「孝行息子」と言って盛り立てているが、接し方に困り達也を頼っている。〕特に父親は達也に対しあまり酷な言い方をされると本気で怒る。

南を女の子として意識するようになり、和也の気持ちを知り葛藤していたが、前述の通り譲らないことの一つとして競う道を選ぶ。なりゆきで始めたボクシングに本気で打ち込み、「甲子園に連れて行く」という南との約束を果たそうとしている和也を追い掛けようとしていた矢先に交通事故で亡くしてしまう。達也にとって和也は愛する弟で唯一無二のライバルかつ親友であり「南以上に大切な存在」。ショックのあまり呆然自失になり、以後は心の底から笑うことが出来なくなる。また、和也の死後は比較されるのを極端に嫌がる。〔和也には同じ時間と機会が与えられず永遠に時が止まってしまったことへの気遣い。またやたらと比べたがる人を信用しない。〕また、勉強部屋で南と2人きりになったり、2段ベッドのある自室でダラダラ過ごすのも「和也の不在とヤキモチ」を意識してしまう為、避けるようになる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「上杉達也」の詳細全文を読む




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