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上毛電気鉄道デハ160型電車(じょうもうでんきてつどうでは160がたでんしゃ)〔雑誌等では「形」の表記が用いられているが、同社において「型」が公式表記として用いられていることから、本項でもそれに準拠した表記を用いる。〕は、かつて上毛電気鉄道に在籍していた電車。1956年(昭和31年)に譲り受けた西武鉄道モハ201形モハ203がその前身で、1960年(昭和35年)に鋼体化改造を施工したものである〔従来「旧台枠を延長改造して製造された」とされていた同車であるが、旧車体が台枠を残し、かつ機器を全て撤去された状態で西武所沢工場内に放置されている画像が雑誌に掲載されている。撮影日と竣工日の関係から新デハ161が出場した後の撮影であることは明らかで、同車の製造に際しては台枠から新製された、もしくは別の中古台枠を流用して車体を新製したものであろう。 出典:RM LIBRARY30 「所沢車輌工場ものがたり(上)」 P45〕。 本項では本形式の他、一連の鋼体化改造によって同一の車体となった(デハ800型・クハ60型・クハ300型・クハ1060型)、もしくは同一の車体で新製された(デハ170型・デハ180型)全ての形式について記述する。 ==概要== 上毛電気鉄道では戦時中から1950年代半ばにかけて、増加しつつあった利用客に対応し輸送力増強を図るため大量の中古車を購入しているが〔その他、戦災国電2両(モハ50087, クハ65180)と木造国電1両(サハ19057)を購入していたが、いずれも状態の悪さから使用を断念し、前者は東急横浜製作所(後の東急車輛製造)に、後者は上信電気鉄道にそれぞれ譲渡している。〕、その中には従来車よりもはるかに見劣りする老朽木造車が多く含まれていた。しかしこれは資材不足等に起因する車両製造に関する各種制約が厳しい中、急増する需要に対応するためには止むを得ない措置であった。 輸送力増強が一段落した後、それら木造車の更新・鋼体化が計画されたのはいわば必然であり、結果1958年(昭和33年)から1963年(昭和38年)にかけて登場したのが本グループである。鋼体化改造と同時に車体が延長・大型化されたことで更なる輸送力増強に寄与しており、また増備の途上では鋼体化改造車と同一の車体で新製された車両も登場した。なお、本グループの鋼体化改造および新製は全て西武所沢車両工場で行われ、そのためか同時期に製造されていた西武鉄道の通勤形車両との相似点が随所に見受けられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上毛電気鉄道デハ160型電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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