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上田交通デハ3300形電車(うえだこうつうデハ3300がたでんしゃ)は、上田交通が同社の親会社である東京急行電鉄より中古車両を譲り受けて導入した電車(制御電動車)である。 本項では、デハ3300形と編成を組成するため同時に譲り受けた制御車クハ3660形電車、および後年クハ3660形の代替を目的として導入されたクハ3770形電車についても併せて記述する。 == 概要 == 別所線における朝の多客時間帯の輸送力増強を目的として、東京急行電鉄において1975年(昭和50年)3月27日付〔「他社で活躍する元・東急の車両」(1994) p.257〕で廃車となったデハ3300形3310・クハ3660形3661の2両を原形式・原番号のまま導入した〔。同2両は東京急行電鉄における車籍は抹消されていたものの、所有者は東京急行電鉄のまま変わっておらず、貸与(同年12月26日付認可〔『RM LIBRARY74 上田丸子電鉄(下)』 pp.54 - 55〕)の形で導入された〔『上田交通別所線 さようなら丸窓電車』 p.66〕〔ただし「私鉄車両めぐり(151) 東京急行電鉄」 pp.294 - 295においては、デハ3310・クハ3661の東京急行電鉄における除籍日を1979年(昭和54年)3月27日付としている。また上田交通側の資料では同2両の正式譲渡を1979年(昭和54年)3月9日付としており、東京急行電鉄側の除籍記録と整合性が取れないが、詳細は不明である。〕。 デハ3300形3310は木造省電の払い下げ車の鋼体化名義で1943年(昭和16年)に川崎車輌(現・川崎重工業)において、種車の台枠を流用して3扉構造の半鋼製車体を新製した車両である〔「池上電気鉄道・目黒蒲田電鉄・東京横浜電鉄の車両たち」(1994) p.221〕。一方、クハ3660形3661は戦災車両の復旧名義で1947年(昭和22年)に川崎車輌において新製された、デハ3300形に類似した3扉構造の半鋼製車体を備える車両である〔「東京急行 釣掛電車の頃」(2004) p.106〕。いずれも全長16m弱の小型車であり、より車体の経年の高いデハ3450形などの各形式に先んじて廃車となったものであった〔「私鉄車両めぐり(151) 東京急行電鉄」(1994) pp.294 - 295〕。 導入に際しては、東京急行電鉄の鉄道路線の架線電圧が直流1,500V仕様であったのに対し、別所線は同750V仕様であったことから、主回路の一部改造など降圧改造が実施されたが、その他は東京急行電鉄在籍当時のまま竣功し、車体塗装についても同様にライトグリーン1色塗りのままとされた〔。 デハ3310・クハ3661は1979年(昭和54年)3月9日付〔〔で正式譲渡され、名実ともに上田交通の保有する車両となった〔。 その後、老朽化が進行したクハ3661の代替を目的として、同じく東京急行電鉄よりクハ3770形3772を1983年(昭和58年)10月31日付認可〔で譲り受け、同年11月15日より運用を開始した〔。クハ3772は、終戦直後の混乱期に国有鉄道(国鉄)より東京急行電鉄へ払い下げられた戦災国電復旧車を種車とする車両のうち、1960年(昭和35年)以降に東横車輛において車体新製による更新工事を実施したグループに属し〔「3600, 3670, 3770形の記録」(1994) pp.156 - 158〕、全鋼製のノーシル・ノーヘッダー構造の車体を特徴とした〔。 編成組替が実施されたのちはデハ3310・クハ3772で常時2両編成を組成して朝の多客時間帯に限定運用され、1986年(昭和61年)10月1日に実施された別所線の架線電圧1,500V昇圧時まで在籍した〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上田交通デハ3300形電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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