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上田吉次郎 : ミニ英和和英辞書
上田吉次郎[うえた, じょうでん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
上田 : [うえた, じょうでん]
 【名詞】 1. high rice field 2. very fertile rice field 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 

上田吉次郎 ( リダイレクト:上田吉二郎 ) : ウィキペディア日本語版
上田吉二郎[うえだ きちじろう]

上田 吉二郎(うえだ きちじろう、1904年3月30日 - 1972年11月3日)は、日本俳優。本名は上田 定雄(うえだ さだお)。
アクの強い個性的な演技で知られた名脇役で、300本以上の映画に出演した。愛称は上吉(うえきち)。悪役・敵役を得意とし、弱者を痛めつけ自分より強いものには平身低頭するような悪役を演じることが多かった。その独特なダミ声で知られ、よく声帯模写で取り上げられた。主な出演作品に『羅生門』『生きものの記録』など。
==来歴==
1904年(明治37年)3月30日兵庫県神戸市三宮に生まれる。旧制第一神戸中学校(現兵庫県立神戸高等学校)在学中の1918年(大正7年)、神戸中央劇場で観た新国劇の舞台『新朝顔日記』での澤田正二郎の演技に感動し、彼に弟子入りを頼んで新国劇に入団する〔キネマ旬報1979、p.73〕〔高瀬1998〕。1921年(大正10年)、『カレーの市民』の給仕役で初舞台を踏み、端役から次第に澤田に次ぐ役を演じる〔。後に新国劇の二枚看板となる島田正吾辰巳柳太郎よりもはるかに先輩にあたる。
1925年(大正14年)、新国劇がマキノと提携して東亜キネマ等持院撮影所で製作した『国定忠次』『恩讐の彼方に』『月形半平太』の3作に沢田一党と共に出演する〔。1926年(昭和元年)、一身上の問題から新国劇を退団し、東洋座という一座を組織して旅回りをする〔〔。時には蛇を全身に巻きつけて大蛇劇と称する芝居までやっていた〔。1934年(昭和9年)、京都太秦発声映画早川雪洲主演の『荒木又右衛門 天下の伊賀越』に出演。これがきっかっけで映画に脇役出演するようになり、1939年(昭和14年)に『荒木又右衛門 天下の伊賀越』での演技に感心した稲垣浩監督の推薦で日活京都撮影所に入社〔。ドスのきいた声とふてぶてしいマスクに加え、彼一流の芸熱心で注目を集める〔。1942年(昭和17年)に日活が大映に合併されてからは大映の所属となった〔。
戦後は東宝と契約し、『羅生門』『七人の侍』などの黒澤明監督作品にも常連出演する。大げさなジェスチャー・独特の声色・言い回しでユーモラスな悪役としても人気を博した。後にフリーとなり、大映・東映松竹の作品やテレビドラマにも出演する〔。稲垣浩によると、亡くなる数年前ごろから唸るような喋りかたが人気を呼び、テレビの影響もあってその一色の演技に固まってしまったという〔稲垣1978、p.145〕。また、上吉プロダクションを設立して短編映画を撮ったりもした。
1971年(昭和46年)、喉頭癌の手術を受けて声帯を切除し、独特の声を失う。翌1972年(昭和47年)11月3日、喉頭癌のため東京都調布市小島町の自宅で死去〔。68歳没。養女は林成年と結婚した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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