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上羽 秀(うえば ひで、1923年(大正12年)1月15日 - 2012年(平成24年)10月1日)は、川口松太郎の小説『夜の蝶』、および同名の映画のモデルとなったマダムである。おそめという通り名で知られ、京都と銀座に店を構えて飛行機で度々往復する生活を送っていたことから「空飛ぶマダム」と呼ばれた〔石井p.10〕。 == 生涯 == === 出生 === 上羽秀は1923年(大正12年)1月15日、高瀬川の三条大橋近くで浪速組という炭問屋を営んでいた角田元義、よしゑの長女として生まれた。浪速組は池田屋事件で知られる場所の真向かいにあたり〔石井p.20〕、商才のあった祖父元三郎が一代で築き上げた店であった。 秀という名は家長として家を取り仕切っていた祖父によって、先祖の佐々木巖秀にちなんで名付けられた〔石井p.23〕。秀は家族の寵愛を受けつつすくすくと成長し、幼少時より女優か舞妓になりたいと語っていたという〔石井p.31〕。しかしある日、元義の不在を狙い、元三郎がよしゑに襲いかかるという事件が発生する。元三郎が元義とよしゑに謝罪し事無きを得たかに見えたが、この日を境に家族間に亀裂が入り、家長であった元三郎は恥をかかされた腹いせのようによしゑをいびる様になり、元義は外遊びを頻繁に繰り返すようになる〔石井p.34〕。やがて境遇に耐え切れなくなったよしゑは、秀と年子の妹の掬子を連れ、角田家を離れて上羽家へと出戻った〔石井p.36〕。しかしすぐに親子3人での生活は立ち行かなくなり、掬子は里子へ出された。 秀は尋常小学校を卒業すると進学を拒否し、舞妓修行のため、単身遠縁のつてを辿り、東京新橋の花柳界へ上京した〔石井p.48〕。それまで芸者修行の経験がなかった秀は、新橋置屋藤間流の仕込みっ子として育てられた。3年が経過し、15歳になる頃にようやく舞妓として売り出される運びとなったが、よしゑの強い意向により、京都へ連れ戻されてしまった〔石井p.54〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上羽秀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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