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上行咽頭動脈(じょうこういんとうどうみゃく)は頭頸部の動脈の一つ。外頸動脈の枝の中でもっとも小さい動脈で、細長く、深在性の動脈である。他の枝の下にあり、茎突咽頭筋の下方を通る。 この動脈の支配領域の重要性が十分に評価されないこともあるが、この動脈は小さいが、多くの脳神経に栄養を供給する他、脳循環において吻合のチャンネルとなる重要な動脈である。頭頸部のいくつかの疾患に上行咽頭動脈が関わっており、このような疾患を診断し治療するために、神経放射線科医は(選択的血管造影法や塞栓術の技術を理解するだけでなく)、上行咽頭動脈の領域や吻合、下部脳神経の脈管についても理解する必要があるとされる。 == 走行 == 外頸動脈が総頸動脈より別れた直後に、その後方より分岐する。その後垂直に上昇し、内頸動脈と咽頭側面の間を通り頭蓋骨表面へ向かい、頭長筋の上に横たわる。 後頭動脈、内頸動脈より分岐することもある。〔平沢興 原著・岡本道雄 改訂 『分担解剖学2 脈管学・神経系』改訂第11版 金原出版、1982年(改訂第11版)P.34〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「上行咽頭動脈」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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