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ファンタジア号(ファンタジアごう)とは、かつて東京駅 - 東京ディズニーランド間を運行していた高速バス路線の愛称である。正式な路線名は東京湾岸線(とうきょうわんがんせん)であった。国鉄バスでは初めてハイデッカー車両が導入された路線であり、日本で初めてダブルデッカーのワンマン運行を開始した路線でもある。 本項では、上野駅 - 東京ディズニーランドを結んでいた上野湾岸線(うえのわんがんせん)についても記述する。 == 概説 == === 京葉線開通まで === 当路線は、1983年に開園した東京ディズニーランドへ、国鉄を利用して日本各地から訪れる観光客を結ぶ目的で開設された路線で、国鉄バス5原則の中では「鉄道線の培養」に相当していた。東京駅では八重洲北口(現在の日本橋口)から発着していた。 路線開設にあたって、国鉄バスでは初のハイデッカー車〔鉄道ジャーナル誌1984年6月号「特集:国鉄バス1984」の車両紹介では「デッカー車」という表現が使用されていた。当時、まだスーパーハイデッカー車は日本には存在しなかった。〕(三菱ふそうK-MS613SA、のちP-MS715S。富士重工車体)を導入し、同時に新しいカラーリングを採用した〔。このカラーリングは、その後JRバスになっても、本州のJRバス会社に引き継がれている。また、翌1984年の国鉄専用型式のハイデッカー化にも影響を与えている。 1985年には東北・上越新幹線が上野駅発着になったのに伴い、上野湾岸線が開設された。上野湾岸線では京成電鉄が共同運行事業者となっている。上野駅は入谷口からの発着となった。 東京ディズニーランドが鉄道を利用するには比較的不便な場所にあったこともあり、2路線とも乗客数は年間を通じて多く〔鉄道ジャーナル通巻284号(1990年6月号)p138〕、国鉄バスの中でも優良路線に位置付けられてきた〔ジェイアールバス関東公式サイト内高速バスヒストリー(1988-1990) によれば、乗務員が休む暇もないほど多くの利用者がいたという。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファンタジア号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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