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通り池(とおりいけ)は、沖縄県宮古島市の下地島の西岸にある池。「下地島の通り池」として国の名勝及び天然記念物に指定されている。 == 概要 == 下地島北部の海岸近くにある大小2つの円形の池で、海側(南側)の池が直径75メートル、水深50メートル、陸側(北側)の池が直径55メートル、水深40メートルである。地上からは2つの池が並んでいるように見えるが、これらは地下部分でつながっており、さらに海側の池は洞穴で海とも通じている。「通り池」という名は、このような池の構造に由来する。この地形は、海岸にあった鍾乳洞が、波によって侵食されて大きくなり、天井が部分的に崩落して形成されたものと推測されている。このような地形はブルーホールとも呼ばれる。池の周辺には石灰岩が点在するカレンフェルトと呼ばれるカルスト地形が発達している。 この池は海とつながっているために潮の干満につれて水面が上下し、サーモクラインによって色が変化して見える。また、深度によって塩分濃度や水温に差があるため、多種多様な魚介類が分布しており、サーモクラインによる神秘的な景観とも相まって、絶好のダイビングスポットとなっている。 このような地形は希少であり、また、周囲に学術上貴重な植物が分布していることから、通り池は、2006年7月28日に国の名勝及び天然記念物に指定されている。名勝と天然記念物との二重指定は33年ぶりのことである。なお、この指定によって通り池でのダイビングが規制を受けることはないとされる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「通り池」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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