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下瀬火薬(しもせかやく)は、大日本帝国海軍技師下瀬雅允が実用化したピクリン酸を成分とする爆薬(炸薬)である。日露戦争当時の日本海軍によって採用され、日露戦争における大戦果の一因とされた。なお、大日本帝国陸軍では黄色薬と呼ばれていた。 == 概要 == ピクリン酸は1771年にドイツで染料として発明され、その100年後に爆発性が発見された。猛烈な爆薬であるが、同時に消毒液としての効果もある。 しかしピクリン酸は容易に金属と化学結合して変化してしまう為、鋭敏な化合物を維持する点で実用上の困難があった。下瀬雅充は弾体内壁に漆を塗り、さらに内壁とピクリン酸の間にワックスを注入してこの問題を解決した〔生出寿『完全勝利の鉄則-東郷平八郎とネルソン提督』(徳間文庫) 169頁〕。なお、日本海軍規格の下瀬火薬/下瀬爆薬は、ほぼ純粋なピクリン酸である〔高崎経済大学 『高崎経済大学論集』 第49巻第1号、2006年 目次 〕〔 小池重喜「日露戦争と下瀬火薬システム」 『高崎経済大学論集』 第49巻第1号、2006年 〕。 爆薬として用いた場合の爆速は7,800m/s。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「下瀬火薬」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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