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下総台地(しもうさだいち)は、埼玉県東部から千葉県北部一帯にかかる台地。旧下総国の台地であり北総台地とも呼ばれるが、場合により旧上総国の台地の部分を含むこともある〔例えば、房総丘陵の地質が特徴的であり、テーマが房総丘陵の場合地質的にそれに含まれないということで、旧上総国の台地を含めて一括りにし下総台地と呼ばれることがある。しかし旧上総国の台地の部分をテーマにする場合、共通の要素があまり無いので一括りにした呼び方ではなく、市原台地、袖ヶ浦台地、木更津台地のように個々の呼び方をする(参考:産総研-丸茂研究室-土壌・地質汚染評価基本図~5万分の1姉崎 )。〕〔なお東側の大網白里市から山武市にかけての台地の地層は上総層群の金剛地層であり、地質的に下総台地ではなく房総丘陵に含まれる。〕。 == 概要 == 埼玉県東部の幸手市、杉戸町及び春日部市等の江戸川沿いの地域から千葉県北西部の野田市や船橋市にかけての台地と、千葉県北東部の成田市や香取市を中心とする台地とに大別され、香取市や東庄町などの利根川沿いでは50メートルを越える所もあるが、標高は概ね20~40メートルであり、なだらかな起伏が続く台地である〔旧上総国の台地を含む広義の下総台地には君津市の小糸川北岸など100メートルを超えるところもあり、下総層群の上に関東ローム層が堆積した侵食を受け難い地質であるのに対し、房総丘陵の笠森層が透水性が悪いため下刻が進み、丘陵より台地の方が標高が高いといういわゆる「地形の逆転」が生じている(『日本の地形 4 関東・伊豆小笠原』東京大学出版会、2000年、ISBN 4-13-064714-8、152頁)。〕。第四紀の下総層群の上に関東ローム層が堆積したなだらかで安定した地層であり、南側の上総層群が露出している房総丘陵とは地質的に異なっている。旧上総国である市原市や木更津市などの台地の部分も含めて下総台地と呼ばれることもあり、また両総台地と呼ばれることもあるが一般的ではなく、利根川を挟んで北側にある常陸台地と併せて常総台地と呼ぶことの方が多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「下総台地」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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