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(n) antifreeze =========================== ・ 不 : [ふ] 1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix ・ 不凍 : [ふとう] (n) ice-free ・ 不凍液 : [ふとうえき] (n) antifreeze ・ 凍 : [とう] 【名詞】 1. being frozen over 2. congealing ・ 液 : [えき] 1. (n,n-suf) liquid 2. fluid
不凍液(ふとうえき)とは、水冷エンジンや住宅の暖房ヒーターの一部などの内部を循環する冷却水(クーラント)の一種で、冬期(寒冷地)において凍結しないように作られた液体のことである。 == 概説 == 冷却水が凍結すると、ラジエーター内の細管が破裂することがある。例えば真水は摂氏0度以下になると凍結し始め氷となる。真水が固体化すると体積が膨張してしまうため、真水を用いるとラジエーターなどの破裂につながる。よって、摂氏0度以下になる寒冷地では冷却水に真水を使用することは適さない。そこで、この冷却水を低温でも液体の状態を保つような凝固点の低い不凍液に置き換えておく必要がある。 主成分はエチレングリコールなどであり、濃度によって耐低温性能を調節できる。エンジン用の不凍液は、錆を防ぐ防食剤や冷却効率を高める消泡剤など、他の機能を発揮する成分が含まれていることから、2~3年程度を目安に定期交換することが一般的であったが、近年は新車時から10年間交換不要とするタイプに置き換わってきている。なおエチレングリコールは毒性があることから、交換した廃液を河川や下水に流すことは禁物である(一部では毒性のないグリセリンも使用される)。 寒冷地仕様車では、水に対する不凍液濃度を高くすることで、寒冷地での使用に適正化させている。北海道では標準装備とされることが多い。 エンジンの場合も暖房の場合も濃度管理は適切に行う必要がある。エンジンでは濃度が高すぎると高負荷時にオーバーヒートの原因になる。暖房でも、循環液を補充する際は、濃度が濃くなりすぎないように調整する必要がある。逆に水などで薄めてしまうと、凍結や性能低下の原因になるため、説明書にしたがって補充することが好ましい。ただし、濃度が低い方が熱伝導率は高いため、夏季は濃度を低めてエンジンに使用するユーザーもいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不凍液」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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