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不寛容主義 : ミニ英和和英辞書
不寛容主義[ふかんよう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふ]
  1. (n-pref) un- 2. non- 3. negative prefix
不寛容 : [ふかんよう]
 (n) intolerance
: [ぬし, おも]
 【名詞】 1. owner 2. master 3. lover 4. god 
主義 : [しゅぎ]
 【名詞】 1. doctrine 2. rule 3. principle 
: [ぎ]
 【名詞】 1. justice 2. righteousness 3. morality 4. honour 5. honor 

不寛容主義 ( リダイレクト:寛容 ) : ウィキペディア日本語版
寛容[かんよう]

寛容(かんよう、)とは自分と異なる意見・宗教を持っていたり、異なる民族の人々に対して一定の理解を示し、許容する態度である。
== 「寛容」の語源と意味 ==
日本語の「寛容」は、明治になって翻訳された語である。英語"Tolerance"の語源を調べてみると、endurance, fortitude とあり、もともとは、「耐える」、「我慢する」という意味をもつ言葉である。次第に、「相手を受け入れる」の意味をも含むようになったが、無条件に相手を受け入れるというより、自分の機軸にあったものだけを許す、という意味あいが強い。〔保坂俊司「インド仏教思想における寛容思想とその展開」釈悟震 他『インド宗教思想の多元的共存と寛容思想の解明』山喜房仏書林、2010年、pp.240-282.〕
現在使われている「寛容」(Tolerance) は、近世ヨーロッパ社会において産み出された概念である。というのも、「十六世紀の宗教改革の結果として、カトリック普遍主義が崩壊すると共に、多くの同時代人が宗教的な寛容を重要な課題または争点として認識するようになった」〔深沢克己『信仰と他者〜寛容と不寛容のヨーロッパ宗教社会史』東京大学出版会、2006年, i頁〕からである。更にいえば、「まず宗派間の対立感情が頂点に達する宗教戦争の時代には、寛容は信仰の弱さの表現として否定的に考えられたが、やがて宗教戦争から平和に移行する段階になると、寛容はいわば必要悪として暫時的にではあるが肯定され、信仰の問題というよりも国家理性を優先する立場からカトリックとプロテスタントの平和的共存が実現される」〔という状況になったからである。
 これは、積極的に相手を尊重するのではなく、「異端信仰という罪悪または誤謬を排除することのできない場合に、やむをえずそれを容認する行為であり、社会の安寧のため、また慈悲の精神から、多少とも見下した態度で、蒙昧な隣人を許容する行為」をするためであった。
 これは、宗教戦争を経験したヨーロッパにおける特殊事情が、「寛容」を強要されたわけであり、仕方無しの「許容」である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「寛容」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Toleration 」があります。




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