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『不思議な手紙』(ふしぎなてがみ)は、つげ義春による日本の漫画作品。1959年2月に、『迷路』4(若木書房)に発表された全16頁からなる短編漫画作品である。後につげの最初の作品集『噂の武士』(1966年12月 東考社)に収録される際にリメイクされた。 == 概要 == 独自の世界を開示して見せた『おばけ煙突』、『ある一夜』に続く作品。つげのペシミスティックな、あるいはシュールな作品においては高い煙突が重要な役割を演じている場合が多く「おばけ煙突」や後に物議を醸した代表作「ねじ式」の女医の開業する金太郎飴ビルの高炉風の工場においてもある種の高い効果を上げている。つげの内面においては常に不安や不条理のシンボルとして煙突が描かれることが多い。この作品でも火葬場の煙突が印象的に描かれている。また、「手紙」を題材に使った漫画は同時期の「古本と少女」が知られている。 つげ自身は、この作品について同じく「迷路」に発表された『お化け煙突』、『ある一夜』とともに人間の残虐性と複雑な心の動きを表現しているとし、その後に発表された『鉄路』同様に、このころより単に金銭目的の犯罪よりも心理ミステリーに惹かれるようになったという〔『つげ義春漫画術」(上巻)』(ワイズ出版 1993年10月 )ISBN 4948735183、ISBN 978-4948735187〕。 一方、作品の構成力は非常に高く完成度も高い。ストーリー展開は、主人公犬丸の現在の時間進行と、犬丸に手紙を送った犬丸の母を焼いた火葬場の窯焚きであったヨッさんの告白に基づく回想シーンの2本立てで同時進行していく。犬丸とその友人は、犬丸の母を焼いた際に誤って同僚の沼田を焼き殺してしまったヨッさんの告白から、人間の本質を考えさせられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「不思議な手紙」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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