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『与作』(よさく)は、1978年に公開された日本の歌謡曲。北島三郎や千昌夫などの歌手によるシングルが発売されている。 ==概要== 七澤公典が作詞・作曲し、NHKの音楽番組『あなたのメロディー』に応募した作品である〔七澤友一郎(公典)「音楽は神の愛を伝える――『与作』誕生秘話」『聴いて幸せになる本』〈タチバナでかもじ新書〉、たちばな出版、1997年。ISBN 4-88692-707-6。〕。一度は却下されたが、改良を重ねて再提出され、番組では弦哲也が歌唱し、年間最優秀作品に選ばれた。弦のほかに北島三郎、千昌夫らがシングルを発表。原曲に少しアレンジを加えた北島のバージョンが最もヒットした〔長田暁二「望郷の念を込め 下味に米国のカントリー」『歌謡曲おもしろこぼれ話』〈現代教養文庫 1649〉、社会思想社、2002年、270-271ページ。〕。 NHKで全国的に発表されたことに加え、民謡に近いシンプルな歌詞やメロディーによって年齢層を超えた人気を得て、ロングヒットとなった(1979年のオリコン年間ランキングは第75位)。子供にも浸透したことを示す例として、エポック社の家庭用ゲーム機であるカセットビジョンのソフトウェアとして『きこりの与作』が発売され、ゲーム中で『与作』のメロディーが使われる(「ヘイヘイホー」の部分)などしたことが挙げられる。1999年、速報!歌の大辞テンで「与作」がランクインした際、北島はインタビューで、「千くんや五木くんも歌ってますけど、彼らのは(与作ではなく)『駄作』でした」と冗談を交えて答えている。 北島自身「NHK紅白歌合戦」では、1978年(第29回)・翌1979年(第30回)と、2年連続で歌唱披露している。 バラクーダにより、歌詞を英訳し、曲をディスコ調にアレンジした「ヘイ!ミスターヨサク」も発表された。 SNKによってゲーム化されている。与作 (ゲーム)を参照。 2014年公開の日本映画『テルマエ・ロマエII』において、挿入歌ならびにエンディング曲として使用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「与作」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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