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与那国島海底地形(よなぐにじまかいていちけい)〔遺跡説の立場からは「与那国海底遺跡」、「与那国島海底遺跡」とも呼ばれるが、遺跡説と自然地形説の中立的な立場を取るために、「海底地形」という名称を採った。なお、この名称は遺跡説を主張する木村政昭も論文中で用いているものである(木村他『表面照射年代測定法による与那国島海底遺跡年代測定の試み』、琉球大学理学部紀要 第76号、2003年 に、「5-2. 与那国島海底地形の形成年代」という節がある)。〕は、八重山諸島の与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)南部の新川鼻沖の海底で発見された海底地形である。 人工的に加工されたとも考えられる巨石群からなることから、海底遺跡と考える説もあり、この立場からは与那国海底遺跡、与那国島海底遺跡とも呼ばれる。自然地形なのか、人工的な遺跡なのかについては後述の通り論争がある。 == 概要 == 1986年に、ダイバーによって島の南側海底に巨大な一枚岩が発見された。「一枚岩」は周囲数百メートルに及ぶ巨大なもので、人工的に切り出したような跡や、人がちょうど歩くことができそうな通路状の隙間、階段状の壁、柱が立っていたと思わせる穴など、人が加工しなければできないかのように思われる形状を備えていたため、遺跡ではないかと報道された。 1992年以来、琉球大学理学部教授であった(現在は琉球大学名誉教授)木村政昭を中心として調査が行われ、1998年には沖縄県文化局に「遺跡発見届け」が提出されているが、沖縄県では、人が関与した痕跡があると判断できないとの理由で、遺跡として認定していない。与那国町長は2016年3月に、学術的調査を行った上で、国の史跡、世界遺産、ジオパークへの登録への取り組みを検討することを表明している〔陸自部隊家族94人が転入 与那国町 八重山毎日新聞、2016年3月11日〕。 観光的には、「遺跡ポイント」と呼ばれ人気のあるダイビング・スポットであり、自然地形であるか遺跡であるかはさておき、与那国島の貴重な観光資源となっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「与那国島海底地形」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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