|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 世 : [よ, せい] 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation ・ 世界 : [せかい] 【名詞】 1. the world 2. society 3. the universe ・ ー : [ちょうおん] (n) long vowel mark (usually only used in katakana) ・ 機 : [き, はた] (n) loom ・ 機関 : [きかん] 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ ・ 関 : [せき, ぜき] (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers
世界アンチ・ドーピング機関(せかいアンチ・ドーピングきかん、WADA、World Anti-Doping Agency, Agence Mondiale Anti-dopage)とは、反ドーピング(薬物使用)活動を世界的規模で推進するために設立された、独立した国際的機関。世界反ドーピング機関とも書かれる。 == 概要 == WADAは、禁止薬物リスト・検査・分析などの国際的なドーピング検査基準やドーピング違反の罰則規定の統一化、アンチ・ドーピング活動に関する教育・啓発活動等を目的として設立された。現在は、スポーツ界だけでなく、各国政府や公的機関とも協力しながら、アンチ・ドーピング活動を行っている。 1968年のメキシコオリンピック及びグルノーブルオリンピックで初めてドーピング検査が実施されて以降、アンチ・ドーピング活動は国際オリンピック委員会 (IOC)の主導で行われてきた。しかし1998年にフランスの自転車競技大会においてドーピング違反者が大量に摘発されたことをきっかけに、翌1999年に、国際オリンピック委員会 (IOC)の主催で行われた「スポーツにおけるドーピングに関する世界会議」において採択された「ローザンヌ宣言」に基づき、1999年11月にWADAが設立された。 それまでIOCが主幹として取り締まっていたドーピング検査はWADAが行うようになり、2003年3月にはIOC医事規程からWADA規程(WADA Code)が正式なルールとして採用されるようになっている。WADAに反発していた国際サッカー連盟 (FIFA) も〔WADAが規程する制裁措置「出場停止2年」が、選手寿命が短いサッカーには影響が大きすぎるとして、独自ルールのドーピング規定を行っていた〕、2006年6月に、条件付ながらWADAの統一基準受け入れに合意した。 競技者から採取され検体の分析は、WADAが各国において公認する機関(現在は33機関)に委託されており、日本ではLSIメディエンスが唯一の公認機関となっている。なお、公認機関の検査精度などに問題がある場合は、WADAが公認を取り消す場合もある。 2014年12月、ロシアの陸上選手のドーピング疑惑をドイツの放送局が報じたことを受け、WADAは独立委員会を設置した。2015年11月9日、この委員会は国ぐるみでロシアがドーピングを行っているという報告書を発表した〔BBC NEWS JAPAN 2016年3月19日閲覧。〕。報告書には、検査の際前もってコーチや選手に検査が通告されていた、1400件以上の検体が廃棄されていたなど、ドーピング検査の実態が浮き彫りになっていた。この報告書は、モスクワ反ドーピング研究所の公認取り消し、WADAのロシア反ドーピング機関への不適格認定〔毎日新聞 2016年3月19日閲覧。〕、さらに、国際陸連のロシアへの出場資格停止処分など波紋を呼んだ〔ロシアNOW 2016年3月19日閲覧。〕〔スポーツナビ 2016年3月19日閲覧。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「世界アンチ・ドーピング機関」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|