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世界アンチ・ドーピング機関 : ミニ英和和英辞書
世界アンチ・ドーピング機関[せかいあんち どーぴんぐきかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [よ, せい]
 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation 
世界 : [せかい]
 【名詞】 1. the world 2. society 3. the universe 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
: [き, はた]
 (n) loom
機関 : [きかん]
 【名詞】 1. (1) mechanism 2. facility 3. engine 4. (2) agency 5. organisation 6. institution 7. organ 
: [せき, ぜき]
 (suf) honorific added to names of makuuchi and juryo division sumo wrestlers

世界アンチ・ドーピング機関 : ウィキペディア日本語版
世界アンチ・ドーピング機関[せかいあんち どーぴんぐきかん]
世界アンチ・ドーピング機関(せかいアンチ・ドーピングきかん、WADA、World Anti-Doping Agency, Agence Mondiale Anti-dopage)とは、反ドーピング(薬物使用)活動を世界的規模で推進するために設立された、独立した国際的機関。世界反ドーピング機関とも書かれる。
== 概要 ==
WADAは、禁止薬物リスト・検査・分析などの国際的なドーピング検査基準やドーピング違反の罰則規定の統一化、アンチ・ドーピング活動に関する教育・啓発活動等を目的として設立された。現在は、スポーツ界だけでなく、各国政府や公的機関とも協力しながら、アンチ・ドーピング活動を行っている。
1968年のメキシコオリンピック及びグルノーブルオリンピックで初めてドーピング検査が実施されて以降、アンチ・ドーピング活動は国際オリンピック委員会 (IOC)の主導で行われてきた。しかし1998年にフランスの自転車競技大会においてドーピング違反者が大量に摘発されたことをきっかけに、翌1999年に、国際オリンピック委員会 (IOC)の主催で行われた「スポーツにおけるドーピングに関する世界会議」において採択された「ローザンヌ宣言」に基づき、1999年11月にWADAが設立された。
それまでIOCが主幹として取り締まっていたドーピング検査はWADAが行うようになり、2003年3月にはIOC医事規程からWADA規程(WADA Code)が正式なルールとして採用されるようになっている。WADAに反発していた国際サッカー連盟 (FIFA) も〔WADAが規程する制裁措置「出場停止2年」が、選手寿命が短いサッカーには影響が大きすぎるとして、独自ルールのドーピング規定を行っていた〕、2006年6月に、条件付ながらWADAの統一基準受け入れに合意した。
競技者から採取され検体の分析は、WADAが各国において公認する機関(現在は33機関)に委託されており、日本ではLSIメディエンスが唯一の公認機関となっている。なお、公認機関の検査精度などに問題がある場合は、WADAが公認を取り消す場合もある。
2014年12月、ロシアの陸上選手のドーピング疑惑をドイツの放送局が報じたことを受け、WADAは独立委員会を設置した。2015年11月9日、この委員会は国ぐるみでロシアがドーピングを行っているという報告書を発表した〔BBC NEWS JAPAN 2016年3月19日閲覧。〕。報告書には、検査の際前もってコーチや選手に検査が通告されていた、1400件以上の検体が廃棄されていたなど、ドーピング検査の実態が浮き彫りになっていた。この報告書は、モスクワ反ドーピング研究所の公認取り消し、WADAのロシア反ドーピング機関への不適格認定〔毎日新聞 2016年3月19日閲覧。〕、さらに、国際陸連のロシアへの出場資格停止処分など波紋を呼んだ〔ロシアNOW 2016年3月19日閲覧。〕〔スポーツナビ 2016年3月19日閲覧。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「世界アンチ・ドーピング機関」の詳細全文を読む




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