|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 世 : [よ, せい] 【名詞】 1. world 2. society 3. age 4. generation ・ 世界 : [せかい] 【名詞】 1. the world 2. society 3. the universe ・ 連 : [むらじ, れん] 【名詞】 1. party 2. company 3. group ・ 連邦 : [れんぽう] 【名詞】 1. commonwealth 2. federation of states ・ 邦 : [ほう, くに] (n) country ・ 運 : [うん] 【名詞】 1. fortune 2. luck ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion
世界連邦運動(せかいれんぽううんどう、、WFM)は、世界の全ての国家を統合した世界連邦の成立を目指す国際的な非政府組織である。 == 歴史 == 第二次世界大戦末期において成立した国際連合が戦争抑止力の低いことを痛感した世界の科学者・文化人たちが、より強力な世界連邦の形成をすすめることで世界から戦争を無くしていこうと決意し、1946年10月ルクセンブルクで「世界連邦政府のための世界運動」を起こした。この運動にはバートランド・ラッセル、アルベルト・アインシュタイン、アルベルト・シュヴァイツァー、ウィンストン・チャーチル、湯川秀樹などのノーベル賞受賞者が賛同した。このとき本部をジュネーヴにおいた。 1947年8月、スイスのモントルーで第一回世界大会を開いて、運動の組織や方針を定め、世界連邦政府の構想と、その実現方針について決議を採択し、世界連邦政府の理念に関する宣言を発した。この大会で、運動の国際連合体として「世界連邦主義者世界教会」(WAWF)が設けられ、毎年か1年おきに大会を開くことになった。 世界連邦運動はモントルー宣言に基づき以下をその活動原則としている。 #全世界の諸国、諸民族を全部加盟させる。 #世界的に共通な問題については、各国家の主権の一部を世界連邦政府に委譲する。 #世界連邦法は「国家」に対してではなく、1人1人の「個人」を対象として適用される。 #各国の軍備は全廃し、世界警察軍を設置する。 #原子力は世界連邦政府のみが所有し、管理する。 #世界連邦の経費は各国政府の供出ではなく、個人からの税金でまかなう。 現在国家単位で与えられている国連への参加資格を個人単位に移すことを主眼としており、これらは即ち、事実上の「単一世界国家(単一世界政府)」(ワン・ワールド)の建設である。 1955年の世界連邦運動は国連をもっと世界連邦政府に近づけたいと考えていたが、国連内にプロパガンダ要員が不足していた。しかし1965年ごろは国連のそばに事務所を構え、国連憲章18章の修正に関与したり、国際刑事裁判所の設立を提案したりした。憲章18章は改正手続を定める章であり、日本国憲法96条をめぐる議論〔 憲法96条改正に異議あり!! 日本弁護士連合会2013年5月〕を想起させる。 1977年時点で37カ国に45の組織をもち、会員は100万人に達し、本部はハーグ、初代会長はジョン・ボイド・オアで、1961年以来湯川秀樹が会長を務めていた。このあと各国に国内委員会ができ、ラダ・ビノード・パールが出席したことで知られる世界連邦アジア会議も生まれた。1983年にはThe Institute for Global Policyというシンクタンクを立ち上げた。IGPは、国際/地域組織の民主化と、国際法の開発および世界適用を標榜する。最近ではNGOの国際会議参加を擁護している。 2002年にロンドンで開催された「第24回世界連邦世界大会」では、「世界連邦主義者はノン・ナショナル・ランゲージ(無国籍言語)、エスペラントを学ぶ」という決議文が採択された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「世界連邦運動」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|