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bitemporal hemianopsia =========================== ・ 両耳 : [りょうみみ] (n) both ears ・ 耳 : [みみ] 【名詞】 1. (1) ear 2. (2) hearing 3. (3) edge 4. crust ・ 側 : [はた] 【名詞】 1. (1) near 2. close 3. beside 4. vicinity 5. proximity 6. besides 7. while 8. (2) third person ・ 半 : [はん] 1. (n,n-adv,n-suf,n-pref) half ・ 盲 : [めしい] 【名詞】 1. blindness 2. blind man 3. ignorance 4. ignoramus
両耳側半盲(りょうじそくせいはんもう、bitemporal hemianopsia)とは視野障害の一種で、視野の外側すなわち耳のあるほうが見えなくなった状態を指す。 == 視神経の走行と視野 == 外界の景色(視空間)がどのように大脳の視覚野に投影されるかというと、次のような経路をたどる。まず、外界の視野は眼球のレンズ体によって網膜上に倒立像を形成する。視界の右にある風景は網膜の左側に、左にある風景は網膜の右側にという具合である。左右の眼で同じことが行われる。この像の情報が視神経線維を通って大脳まで運ばれるわけだが、その際に視神経線維の集まる点(これを盲点という)を中心として、それよりも①「内側」つまり鼻に近い部分からの情報と②「外側」つまり(同じ側にある)耳に近い部分からの情報とは、大脳のまったく異なる場所に運ばれる。①を運ぶ視神経線維は、左右の視神経が交差する場所(視交差と呼ぶ)で右から左へ、あるいは左から右へ乗り換えて移動し、右眼からの情報は左の大脳の視覚野へ、左眼からの情報は右の大脳の視覚野へと送られる。一方②を運ぶ視神経線維は、視交差で乗換えをせず、左右同じ側の大脳視覚野へと運ばれるのである。これによって、左の大脳視覚野には全視界のうちの右半分の倒立像が、右のそれには左半分の倒立像が投影されることになる。ヒトはこの左右倒立された像を脳内で処理して、現実の視界を再構成している〔Guyton Arthur C.,Hall John E. ''Textbook of medical physiology'', 9th ed, Philadelphia:W.B.SAUNDERS COMPANY, 1996, pp651-654〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「両耳側性半盲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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