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黒部五郎岳(くろべごろうだけ)は、富山県富山市、岐阜県飛騨市及び高山市にまたがる飛騨山脈の標高2,840mの山である。別名、中ノ俣岳(なかのまただけ)、鍋岳。黒部五郎岳は富山県側、中ノ俣岳は岐阜県側の古来からの名称。日本百名山〔『日本百名山』 深田久弥(著)、朝日新聞社、1982年、ISBN 4-02-260871-4、pp198-198〕及び花の百名山〔『花の百名山』 田中澄江(著)、(文春文庫、1995年、ISBN 4-16-352790-7、pp221-224、代表する高山植物としてチングルマなどを紹介した。〕に選定されている。山域は中部山岳国立公園に指定されている〔1934年(昭和9年)12月4日に指定。富山県側がその特別保護地区、岐阜県側が特別地域になっている。中部山岳国立公園区域の概要 環境省、2010年12月28日閲覧。〕。 == 概要 == 立山連峰が巨大な薬師岳より南下して、太郎兵衛平から北ノ俣岳を経て続くなだらかで広々とした稜線の先に、巨大な圏谷を抱く特異な山容を見せるのが、この山である。花崗閃緑岩で構成され、山頂付近は岩が積み重なった砂礫地である〔『コンサイス日本山名辞典』 三省堂、1992年、ISBN 4-385-15403-1、p182〕。 圏谷が、その山体に対して余りに巨大なため、巨大なスコップでえぐられたようにも見えるし、また火山が噴火によって自らの山体を崩壊させたのかとも思えるような、巨大なU字谷を両腕の如き2本の山稜が抱えるような姿をしている。 その巨大な凹地は、東方の三俣蓮華岳の方を向いているが、その山容を最も特徴的で、なおかつ美しく見せるのは、黒部川源流を隔てた雲ノ平から眺めた時である。 その圏谷底に立つと、荘厳な雰囲気すら感じられる。自然の造形の妙を遺憾なく発揮した山である。また、圏谷底に立つ赤い三角屋根の黒部五郎小舎も、この優美な山の風景に溶け込んでおり、その景観に一点のアクセントを添えている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黒部五郎岳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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