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中期朝鮮語(ちゅうきちょうせんご)は、朝鮮語の時代区分において、おおよそ15世紀中葉から16世紀末までの朝鮮語を指す。ハングルが開発されて朝鮮語の全体像を詳しく研究できるようになった時期であり、またそれ以前の古代朝鮮語やそれ以降の近世朝鮮語を研究する上でも不可欠であるので、中期朝鮮語は朝鮮語史において最も重要である。 == 朝鮮語の時代区分 == 朝鮮語の時代区分についてはいくつかの見解があるが、日本においては河野六郎による以下の区分が広く用いられている。 *古代朝鮮語:諺文(ハングル)創製(1443年)以前 *中期朝鮮語:諺文創製(1443年)から壬辰の乱(文禄の役、1592年)まで *近世朝鮮語:壬辰の乱(1592年)以降 また、韓国においては李基文による以下の区分が一般的である。 *古代国語:高麗建国(10世紀前半)以前 *前期中世国語:高麗時代(10世紀前半 - 14世紀末) *後期中世国語:朝鮮王朝建国(14世紀末)から壬辰倭乱(16世紀末)まで *近代国語:壬辰倭乱(17世紀初頭)から開化期(19世紀末)まで *現代国語:開化期(20世紀初頭)以降 なお、韓国においては近年「近代国語」の研究が進むにつれてこれを細分化する傾向にあり、18世紀中葉を境にして「前期近代国語」と「後期近代国語」に分けることがしばしば行われる。 河野六郎の「中期朝鮮語」と李基文の「後期中世国語」の時代区分はほぼ一致しているが、河野は訓民正音(諺文)創製をもって中期朝鮮語の始めとしている。これは訓民正音の創製によって初めて朝鮮語が明示的に示されたことを受けている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中期朝鮮語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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