翻訳と辞書
Words near each other
・ 中井昇吾
・ 中井智彦
・ 中井朝一
・ 中井木菟麻呂
・ 中井村
・ 中井村 (愛知県)
・ 中井村 (新潟県)
・ 中井村 (曖昧さ回避)
・ 中井桜州
・ 中井桜洲
中井権次一統
・ 中井櫻洲
・ 中井正一
・ 中井正吉
・ 中井正広
・ 中井正広のブラックバラエティ
・ 中井正広のブラックバラエティの企画
・ 中井正広のブラックバラエティの特別番組
・ 中井正広の黒バラ
・ 中井正清


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

中井権次一統 : ミニ英和和英辞書
中井権次一統[なかいごんじいっとう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [い]
 【名詞】 1. well 
: [けん, ごん]
  1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) 
: [つぎ]
  1. (n,adj-no) (1) next 2. following 3. subsequent 4. (2) stage 5. station 
: [いち]
  1. (num) one 
一統 : [いっとう]
 【名詞】 1. lineage 2. line 3. unification 4. all (of you)

中井権次一統 : ウィキペディア日本語版
中井権次一統[なかいごんじいっとう]

中井権次一統(なかいごんじいっとう)は、丹波柏原藩兵庫県丹波市)の宮大工、中井道源を初代とし、4代目の言次君音(ごんじきみね)以後、9代目の貞胤まで神社仏閣の彫物師として活躍した中井家の一統。6代目権次正忠より権次を名乗ったことから権次一統と称する。徳川家康お抱えの宮大工日光東照宮江戸城を手がけた中井正清(1565~1619)の血筋を引くとの説があるが、出自の詳細は不明。現存する作品は北近畿一円に及ぶ。
== 概要 ==

柏原八幡宮(1024年に京都石清水八幡宮の別宮として丹波柏原に創建)の焼失した三重塔の再建のため、京都与謝郡の中井役所(徳川幕府公認の宮大工集団)より中井道源とその弟が宮大工として派遣された。塔は1615年から1619年にかけて完成したが、道源はそのまま柏原に居を構え、柏原中井家の祖となった。
徳川幕府が各地に多彩な建造物を建立する中で、4代目の言次君音から彫物師としての本格的な活動が始まり、特に宝暦年間(18世紀中頃)における柏原八幡宮摂社、五社稲荷の竜を中心とする多彩な彫物はその嚆矢と評価される。5代目正忠以降も「青竜軒」の屋号を名乗ってその技量を十二分に踏襲。1815年に落雷により焼失した三重塔の再建に当たっては、一族の宮大工が建築を、正忠、正貞が彫物を担当した。9代目貞胤まで6代に亘って続いた彫物の作品は、丹波兵庫県京都府を含む)初め、丹後但馬北近畿一円及び播磨地方にまで及び、300近い神社、仏閣に残されている。なお、10代目から京都府宮津市で印判業を営み、11代目中井光夫が健在。
権次一統の彫物は、躍動する竜に代表される。その特徴は
#3本のがっちりしたかぎ爪で丸い宝珠を掴んでいる。
#口を開けた時の舌がぐっと立ち上がっている。
#目尻が赤く塗られたものが多い。
#銅を用いた髭が螺旋状に巻き上がっている。
-など。また木鼻(長い梁の両脇先端部)に唐獅子、獏、象などの霊獣を並べ、そのほか周りに麒麟、十二支の動物、牡丹、謡曲や中国の神仙説話などの登場人物、動物などが多彩にちりばめられている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「中井権次一統」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.