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中国・四国地方(ちゅうごく・しこくちほう)とは中国地方と四国地方の9県をまとめた総称である。中四国(ちゅうしこく)とも呼ばれ、中・四国(ちゅう・しこく)と表記される事もある。 == 概要 == かつて第三次全国総合開発計画(三全総)において、地方区分として一時的に使用されたことがあるものの、四国地方や山陰地方における抵抗感が根強かったことから、次の四全総からは、再び別々の区域として扱われるようになった。現在は、交通体系の整備や瀬戸内海の環境保全など、両地方の共通の課題について協議会が設置されているほか、一部の省庁の出先機関や企業の支店設置で見られる区分である。 両地方がまとめられた理由として、中国地方は5県、四国地方は4県と、それぞれ関東や九州など他の地方区分に比べ県数が少なく、後述するように各地方を圧倒的に牽引する大都市が存在しないため、それぞれの枠を超えた区分が生まれたとみられる。また、瀬戸内海を挟んでおり、本州四国連絡橋も戦後相次いで開通したことで両地方を一体とした経済圏の必要性が求められている。 中国・四国地方で最も人口の多い都市は中国地方の広島市であるが、同じ中国地方で人口70万を超える岡山市も政令指定都市であり、かつ岡山市は山陰地方と四国地方を結ぶ交通の結節点であることから、岡山市が中国・四国地方の拠点であるとも言える。中国地方では広島市が人口最大都市で、中国地方管轄の出先機関が集まる支店経済都市の役割を果たしているものの、岡山市が前述の通り交通面で山陰とのアクセスで優位である。四国地方では、松山市が人口最大都市であるものの、高松市が支店経済都市の役割を果たしている。このように両地方単独で見ても中国・四国地方一体で見ても、中心性のある都市がないことも大きな特徴である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中国・四国地方」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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