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中央ロシア高地(ウクライナ語: 、ロシア語: 、英語: )はロシアおよびウクライナの丘陵地帯。東ヨーロッパ平原の只中にあり、ヨーロッパ・ロシアの南西部からウクライナの北東部にかけて広がる。おおよその面積は50万km2。標高は高い部分で287m。なお、ウクライナ語名からわかるようにこの地名は「中央ルーシ高地」と訳す方が適切である可能性があるが、日本では慣習的に「ルーシ」ではなく「ロシア」と訳している。〔ウクライナ語の形容詞「」は「ルーシの」という意味しか持たないが、ロシア語の「」は「ルーシの」と「ロシアの」というふたつの意味を持つ。この高地がウクライナとロシアに跨るかつてのルーシの地に位置していることを考えれば「中央ルーシ高地」の方が適訳である可能性があるが、日本語でも英語でも「ロシア」の訳が定着している。〕 中央ロシア高地はモスクワの南西にあるスモレンスク高地から南へに伸びている。丘陵地帯はドン川の西に沿って広がり、南はドン川の人工湖ツィムリャンスク湖(ヴォルゴグラードの南西)付近まで続く。また、スモレンスク州から北はヴァルダイ丘陵につながっている。 丘や山の多い起伏のある地形であり、あちこちに高低差150mほどの峡谷が刻まれている。中央ロシア高地からはドン川、ドネツ川、オカ川、プショル川(ロシア語: , ウクライナ語: )、オスコル川(ロシア語: , ウクライナ語: )、セイム川()などが発し、高地の北端にはウグラ川()が流れる。主な都市にはカルーガ、トゥーラ、ノヴォモスコフスク、ブリャンスク、オリョール、クルスク、ベルゴロドなどがある。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中央ロシア高地」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Central Russian Upland 」があります。 スポンサード リンク
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