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中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん。)は、日本最大級の断層系。英語表記からメディアンラインやメジアンラインとも言い、略して MTL とも言う。 == 解説 == === 概略 === 関東から九州へ、西南日本を縦断する大断層系で、1885年(明治18年)にハインリッヒ・エドムント・ナウマンにより命名される。中央構造線を境に北側を西南日本内帯、南側を西南日本外帯と呼んで区別している。一部は活断層である。 構造線に沿って南北に分布する岩石は、北側(内帯側)は領家変成帯(中生代ジュラ紀の付加体が同白亜紀に高温低圧型変成を受けたもの)、南側(外帯側)は三波川変成帯(白亜紀に低温高圧型変成を受けたもの)である〔後藤 & 中田 2000, p. 6.〕。長野県には、領家変成帯と三波川変成帯が直に接しているのを確認できる北川露頭がある〔山下 2014, p. 58.〕(#観光関連を参照)。しかし四国においては領家変成帯は和泉帯に覆われがちとなり、構造線は和泉帯と三波川変成帯の境界となっている。領家変成帯には白亜紀の花崗岩も見られる〔〔山下 2014, p. 59.〕。 中央構造線は、糸魚川静岡構造線(糸静線)より東のフォッサマグナ地域では、フォッサマグナの海を埋めた新第三紀の堆積岩に覆われている。第四紀に大きく隆起している関東山地では古第三紀以前の基盤岩が露出し、その北縁の群馬県下仁田町に中央構造線が露出している。阿蘇山をはじめとする現在の火山におおわれている〔。近畿南部から四国にかけては、中央構造線に沿って約360kmにわたり活動度の高い活断層(中央構造線断層帯)が見られ〔 〕、要注意断層のひとつとされている〔数研出版編 2014, p. 264.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中央構造線」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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