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中島みゆきのオールナイトニッポン(なかじまみゆきのオールナイトニッポン)は、ニッポン放送の深夜番組「オールナイトニッポン」の月曜1部で1979年4月2日~1987年3月30日まで放送されていたラジオ番組。 ==概要== 歌唱で見せる凛とした印象とは180度違う、軽快で明るい語り口が好評だった。 中島が当番組のパーソナリティを務めるきっかけとなったのは、1978年の秋から中島がパーソナリティを担当していた、大阪MBSラジオの『ミュージックマガジン』金曜日を、当時ニッポン放送制作部に所属していた亀渕昭信が聴き、その語り口と歌とのギャップに感銘を受けたためとされている〔落合真司「中島みゆきデータブック」青弓社刊、 p.49〕〔番組本「LOVE」206-207ページ〕。亀渕は中島に直接会って依頼したと回顧しているが、中島自身はそのことを憶えていないという〔。ちなみに、中島は自身の著書『伝われ、愛 -月曜のスタジオから-』において、前任者の松山千春から電話によって依頼されたと記述している〔番組本「LOVE」207ページにもこの旨の記述あり〕。中島は、第1回放送において松山について「臨月のため北海道に戻っておりますので、いい子を産んでいただきたい」といじったトークをしていた〔番組本「LOVE」43-44ページ〕。なお、『ミュージックマガジン』の構成担当であった寺崎要を、当番組でも構成に起用している〔番組本「LOVE」43ページ〕。 第1回の1979年4月2日の放送は、当時放映していたTBSドラマ「たとえば、愛」の登場人物である九条冬子の語りと、三橋美智也の「達者でナ」の一節で始まった〔番組本「LOVE」38ページ〕。 ペンネームを読む際は、リスナーの希望でエコーをかける事が通例となっており、「○○エコー希望」と称し様々な種類のエコーがかけられた。3通に1通の割合で「エコー希望」と書かれていた統計があったという〔番組本「LOVE」133ページ〕。 公演先から生放送を行ったこともあり、1981年1月6日はSTVラジオ、1984年3月26日に南海放送、1985年6月2日はラジオ沖縄、1986年4月4日はKBCラジオのそれぞれから、またその他数回地方局から放送を行った〔番組本「LOVE」88-92ページ〕。また1985年8月12日は公演のため、この日は録音放送の予定だったが、この日日本航空123便墜落事故が発生し、中島側もこの日の放送をどうするか対応に追われたが、報道特別番組に切り替わったため、録音した放送はお蔵入りになった〔番組本「LOVE」210-212ページ〕。 番組終了を発表したのは1987年2月22日。今後は音楽活動に専念したいという理由だった。同年3月30日深夜最終回は、「中島みゆきは、今夜でディスクジョッキーを中退します。これからもずっと、あなたの望む通りになってとは祈れないけれども、あなたにとって一番幸せな方へ行けるように祈っています。「幸」せと言う字は、「辛」いと言う字の一番上の点を「十」に変えると「幸」せになるんです。十分辛くて、人は初めて幸せになるんです。くじけずに頑張って下さい。じゃ、今から数えて10秒後に、私は歌に走ります。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1…。こんばんは、中島みゆきです。」と言うラストメッセージ〔番組本「LOVE」30-31ページ〕と、ラストナンバー『白鳥の歌が聴こえる』(アルバム『36.5℃』収録)で終了した。ニッポン放送局舎前には1000人を超すリスナーが全国から集まり、リスナーたちもラストナンバーを合唱して番組を見送った。番組終了後には中島が玄関前に立ち、リスナーにあいさつした。そして、裏番組『渡辺美里のスーパーギャング』(TBSラジオ)もこの時、エールを送る形で中島の曲『時代』を流した〔月刊ラジオパラダイス 1987年6月号 12ページ記事。〕。 中島がオールナイトニッポンを担当した8年間は、オールナイトニッポン史上歴代5位にあたり、女性パーソナリティでは「松任谷由実のオールナイトニッポン」に次いで歴代2位。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中島みゆきのオールナイトニッポン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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