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中島 河太郎(なかじま かわたろう、1917年6月5日 - 1999年5月5日)は日本のミステリー文学評論家、アンソロジスト、国文学者。ホラー・恐怖小説や怪奇色が強いミステリ小説にも造詣が深かった。本名は中嶋馨(なかじまかおる)。別名に小城魚太郎、石羽文彦、玉井一二三。 == 略歴 == 鹿児島県鹿児島市生まれ。東京帝国大学国文科卒業後。東京府立第七中学校(のち東京都立墨田川高等学校)の教諭をつとめながら、柳田國男、正宗白鳥に師事。旧制中学教師時代はまだ若かったので生徒から「あんちゃん」と呼ばれ、怒ると生徒を並べて「ホイホイ」と言いつつ後ろから尻を蹴り上げることで知られていた〔東大・日本近代史研究会・部落問題 : 川村善二郎氏に聞く Author(s) 今西, 一 Citation アリーナ (2010), 9: 223-258 〕。戦時中に授業を受けた半藤一利からは「軍事教練をさぼると思いっきり殴る軍国教師だった」と批判されている〔江戸川乱歩 子供には読ませてはいけぬ変態作家と佐野眞一氏 〕。その他、佐野眞一も墨田川高等学校での教え子のひとりである〔。佐野によると、当時の中島は「由比正雪のような総髪をし、達意の文章、特に古典の名文を読むときは音吐朗々、独特の髪形とも相俟って、書かれた世界に引きずりこむ魔力めいたものがあ」り、1964年5月、『宝石』廃刊の時は憔悴した表情で「今日は大変悲しいことがあったので、授業はできません」と発言した、という〔江戸川乱歩 子供には読ませてはいけぬ変態作家と佐野眞一氏 〕。 柳田の書誌研究や「正宗白鳥全集」の編集にあたる。のちに和洋女子大学教授、その後同大学の学長を務めた。 その一方で、1947年に探偵新聞に連載した「日本推理小説略史」でミステリー小説評論家として名を馳せ、活動を開始する。1955年、まだ書き下ろし小説を募集していなかった第1回江戸川乱歩賞を外国・日本推理小説をまとめ、評論した『探偵小説事典』で受賞した。さらに『推理小説展望』で日本推理作家協会賞を単独で受賞。 1985年から4年間日本推理作家協会理事長を務め、ミステリー文学資料館の初代館長も務めた。1999年、第2回日本ミステリー文学大賞を受賞。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中島河太郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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