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中村 ひとし(Hitoshi Nakamura、ヒトシ・ナカムラ)は、日系ブラジル人一世の都市環境政策者・造園家・環境コンサルタント。環境教育者。 ブラジルのクリチバ市で長年にわたり都市開発にかかわってきた人物。環境政策の実行に多大な貢献を残す。 これまでの環境政策への取り組みが評価され、クリチバ市をはじめ、ブラジル国内多数の市で名誉市民賞を受賞している。 現在も日本とブラジルの文化・経済交流で活躍。パラナ日伯商工会議所(CCIBJ do Parana)環境事務部長。2009年からブラジリア首都開発公社総裁補佐。兵庫県明石市出身。 == 経歴 == 1944年、千葉県生まれ。 1967年、大阪府立大学旧農学部造園学科卒業。 1969年、同大学大学院農学研究科修士課程修了。 1970年から、ブラジルで農業学校を作るのを目標に同国パラナ州コンテンダ市の農場に農業移民として移住。農作業に打ち込む傍ら、ポルトガル語の勉強をしていたときの先生から市役所職員への造園職就職を斡旋され、1971年よりパラナ州クリチバ市役所に入所する。当初市街地に土地区画整理事業でできた余剰地に遊場を設置するなどの仕事が市長に就任したジャイメ・レルネルに抜擢をうける。レルネル政権のもと、一貫して緑地整備や環境問題、ファベーラ(スラム)問題に取り組み、パラナ州教育局・環境教育コーディネーター等を歴任する。 1989年、レルネル市長第3期目に環境局長に抜擢。就任に伴い(外国籍では市の要職に就くことができないため)ブラジル連邦共和国へ帰化。同職は1994年まで務め、都市緑化、リサイクル、スラム対策等に関する政策に取り組む。こうして同市は環境先進都市として国連環境計画賞を受賞。 1995年、レルネルがパラナ州知事に就任するとともにパラナ州の環境・水資源庁の長官に任命される。 2000年に同職を退官。以降はEnvironmental Consultant Instituto Jaime Lerner勤務。 環境市民大学で教鞭を振るう。2001年より環境自由大学(ブラジル・クリチバ市)特別プロジェクトコーディネーター。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中村ひとし」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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