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中村 仁彦(なかむら よしひこ、1954年(昭和29年) 9月22日 - )は、日本のロボット工学者。工学博士(京都大学)。マニピュレータ、非ホロノミック系、ヒューマノイドロボットの運動学と動力学、制御、および知能の研究に従事。京都大学助手、カリフォルニア大学サンタバーバラ校助教授、準教授〔、東京大学助教授、教授、会長などを歴任。愛・地球博〔やDARPAロボティクス・チャレンジ〔〔にも研究室で出展・出場している。 == 来歴・人物 == 中村は京都大学工学部精密工学科に進学。卒業研究から宇治キャンパスに配属され、オートメーション研究施設でロボット研究に取り組む。博士課程途中の1982年より助手に就任し、学位は論文博士として取得した。この間、花房秀郎教授や吉川恒夫助教授の指導でロボットの倣い制御に取り組み、ポテンシャル法を取り入れるなどしている。また、中村はこの途上で7自由度ロボット「UJIBOT」を設計・製作する。中村は共著で設計としては失敗と述懐するが、このマニピュレータがTask priority controlやSR Inverseの研究につながった。また、動力学解析やあやつりの力学(ロボットハンド)の研究にも取り組む。 1986年には客員としてカリフォルニア大学サンタバーバラ校に滞在。この時、金山裕や内山勝とロボットコントローラの勉強会を設け、マニピュレータにはない移動ロボットの特殊性、すなわち非ホロノミック性に着目するようになる。その後、1987年9月より同大学の助教授に就任し、後に準教授。この間、駆動冗長性を持つ閉ループ機構の動力学解析や宇宙ロボットなど非ホロノミックシステムの研究に従事する。 帰国した中村は1991年4月に東京大学機械情報工学科の助教授に就任する。パラレルマニピュレータや非ホロノミックマニピュレータ、ロボットハンドの研究に取り組んでいき、1997年2月には教授に就任する。さらに外科手術ロボットやヒューマノイドロボットやヒューマンフィギュアの運動学・動力学演算においても成果を上げていく。なお、山根克とともに取り組んだヒューマンフィギュアの運動学計算ソフトウェアは、2002年にSEGAが発表したアニマニウムに実装されている〔〔〔。 1998年頃から中村は知能の問題に取り組むようになる。科学技術振興事業団戦略的基礎研究推進事業(CREST)では、「自律行動単位の力学的結合による脳型情報処理機械の開発」のテーマで研究を推進する。研究室のモーションキャプチャー技術や高機能小型ヒューマノイドロボット、動作の記号的理解などのシステムを統合し、2005年の愛・地球博には「アニマトロニックヒューマノイドロボット」を出展している〔。また、2010年には小型ヒューマノイドロボットNAOを大学教育に導入している。 2011年の東日本大震災にあたって中村は国内外の学会関係者と協力し、「対災害ロボティクス・タスクフォース」の活動で尽力する。また、2014年からNEDOのプロジェクトに参画し、2015年のDARPAロボティクス・チャレンジ(本選)に東京大学、千葉工業大学、大阪大学、などの混成チームで参加を決意。全身を油圧駆動するロボットは世界初と評されるが、準備期間が不十分だったこともあって棄権に終わっている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中村仁彦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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