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中江種造 : ミニ英和和英辞書
中江種造[なかえ たねぞう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [なか]
 【名詞】 1. inside 2. middle 3. among 
: [こう, え, ごう]
 【名詞】 1. inlet 2. bay 
: [たね, しゅ]
 【名詞】 1. (1) seed 2. pip 3. kind 4. variety 5. quality 6. tone 7. (2) material 8. matter 9. subject 10. theme 1 1. (news) copy 12. (3) cause 13. source 14. trick 15. secret 16. inside story 1

中江種造 : ウィキペディア日本語版
中江種造[なかえ たねぞう]

中江 種造(なかえ たねぞう、1846年弘化3年) - 1931年昭和6年)3月27日)は、古河財閥を興す礎となり「鉱山王」とよばれた人物。
==経歴==
但馬国豊岡藩の下級武士の子として生まれ(父・河本筑右衛門元則、母・松子)、1858年(安政5年)、豊岡藩士・中江晨吉の養子となり、藩警護役のかたわら火砲技術や数学・測量を学ぶ。1868年(慶応4年)、戊辰戦争において京・桂御所の警備につき、砲術家・久世治作に従い理化学を学んだ。
明治新政府より「貨幣司」(造幣局の前身)勤務の命を受け、そこで身につけた金属分析技術をもって、貨幣司から鉱山司に転任となり、但馬国(現・兵庫県朝来市)の生野銀山の再興の職に就く。ここでフランスより来ていた外国人技師ジャン・フランシスク・コワニエらと協同し、最新の鉱山技術や製錬冶金技術を学ぶ。
その後、裸一貫で上京、1875年(明治8年)から1884年(同17年)まで、古河市兵衛の顧問技師として、栃木県・足尾銅山や新潟県・草倉銅山の経営に当たり、「古河鉱業」ひいては「古河財閥」(現在の古河グループ)を大きく成長させた。
1884年(明治17年)、顧問役をつとめた古河家を辞し、鉱業家として独立自営する。岡山県・国盛鉱山など各地の鉱山を買収、巨万の富を成し「鉱山王」とも呼ばれるようになる。鉱業のみならず山林業にも手を染め、500万本もの植林を行い「山林王」の名もほしいままにしたという。郷里・豊岡での産業振興や人材育成にも力を入れ、銀行・製糸工場・煉瓦工場などの経営にも関わり、1906年(明治39年)育英基金「中江済学会」を創設し、学者・弁護士・医師など多くの人材を育成した。
1911年(大正10年)、収益金の一部を町の奨学基金にという条件で、豊岡市上水道建設費を全額寄付した。奨学金制度は現在も続けられている。豊岡市上水道は1922年(大正11年)5月11日に同市城崎町の二見のわき水を水源として通水した。
1925年(大正14年)3月、町議会は中江種造の功績を称え、寿公園に銅像を建設した。
豊岡市上水道が通水した5月11日には、毎年寿公園にて水道祭りが行われている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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