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中華料理店症候群(ちゅうかりょうりてんしょうこうぐん、チャイニーズ・レストラン・シンドローム、Chinese Restaurant Syndrome(CRS))あるいはグルタミン酸ナトリウム症候群(グルタミンさんナトリウムしょうこうぐん、Monosodium Glutamate Symptom Complex(MSGSC))とは頭痛、顔面紅潮、発汗、顔面や唇の圧迫感などの症状から構成される症候群である。 ==概要== 俗にはグルタミン酸ナトリウム(MSG)が原因とされるが、一連の短期薬理試験の結果からはMSGとは関連は否定されている。症状のうち、稀であるが重篤なものとしては、喉の灼熱感、胸の痛み、動悸、息切れなどがこの症候群の特徴として挙げられている。大抵の場合は軽度の中華料理店症候群は後遺症は無く回復する。 MSGを単一の原因とする説が広く流布しているが、医学的には食事後に発生するいろいろな原因の病的症状の総称と考えられる〔原因が単一ではないので、厳密には症候群には当たらない。〕。中華料理店症候群の症状を抑えるには、MSGの多い食事の前に通常量のビタミンB6の投与が有効とされる。 == 背景 == 1960年代に中華料理を食べた少数のアメリカ人が食後に炎症を覚え、眠気、顔面の紅潮、掻痒感、頭痛、体の痺れそして軽度の背中の無感覚などの症状が見られた。これらの症状の大部分は悪化することはなく、しばらくすると消失するというものである。この症状は間もなく「中華料理店症候群」という呼び名がつけられた。 一方「グルタミン酸ナトリウム症候群」という呼び名は、グルタミン酸ナトリウム(MSG)がアメリカの中華料理でよく使用されることに起源を持つ。MSGは広く使用される調味料で、あらゆる家庭料理や料理店での調理やレシピで広く利用されている。 MSGが最初に工場で生産され、製品化されたのは1900年代の日本で、理学博士の池田菊苗が創業した味の素株式会社によるものであった〔今日では、味の素社は世界最大のMSGの製造会社である。〕。1950年代になるとアメリカ合衆国では社、キャンベル社、社、リビー社、ゼネラルフーズ社など多数の食品メーカーが製品にMSGを利用し始め、アメリカでもMSG自体がスーパーマーケットで販売されるようになった。 一方、MSGは調味料として一部の低ナトリウム製品を除いた食品工業製品や調理に使いつづけられているが、1970年以降には中華料理店症候群の報告はほとんど見られなくなった。 MSGと中華料理店症候群とには関連がないという研究結果がある一方、一部の消費者は有害であると信じてMSGの摂取を避けている。少数のレストランではMSG無使用のコーナーを設けてその様な消費者を呼び込んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中華料理店症候群」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Glutamate flavoring 」があります。 スポンサード リンク
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